4月8日(土)に富士スピードウェイで開幕した2023年のスーパーフォーミュラ。今季からABEMAでの決勝無料中継がスタートすることも話題となったが、そのABEMAで富士ラウンドのゲストとして起用されたのが、富田鈴花だ。
日向坂46のメンバーとして活躍する彼女は、モータースポーツ好きの母から鈴鹿サーキットにちなんで『鈴花』と名付けられたという縁から、昨年よりスーパーフォーミュラの番組『GO ON! NEXT~サーキットで会いましょう~』のMCに就任。今ではスーパーフォーミュラに飽き足らず、F1やスーパーGTなども観戦するようになり、自宅ではハンドルコントローラーでグランツーリスモを楽しむなど、すっかりレースの虜になっている。
■スーパーフォーミュラ番組MC就任から半年……日向坂46富田鈴花、“モタスポ沼”にどっぷり「こんなに好きなものが見つかるとは!」
そんな富田は今季開幕の富士戦でABEMAのゲストとして、8日の第1戦はスタジオから、9日の第2戦は現地から中継に参加した。
現在は様々なテレビ番組に出演する彼女も、生中継は未知の領域。適切なコメントでその場を締めることや、現地から時差のあるスタジオと呼吸を合わせながらやり取りしていくことには難しさを感じたという。
「今回の一番の発見は、生中継特有の感覚です。私はそこが分からなかったのですが、実況の木幡(ケンヂ)さんと解説の中山(雄一)選手が引っ張ってくださったおかげで、私らしくお届けすることができたと思います」
「その中で、課題も見つかりました。例えば、どうやって自分の言葉で締めるか。後味悪く終わってしまっていないかなという気持ちがあったので、今後はスタッフの皆さんと相談しつつ、初心者の方にも伝わりやすく、飽きずに楽しんでいける方法を模索していきたいです」
意欲に満ちた表情で、そう話してくれた富田。番組での出番はレース中継の前後という形だったが、レース中も目まぐるしく変わっていく展開をフォローするために逐一メモをとり、感想コメントなどに活かしていたという。「気になったことはその場でメモしておかないと、私絶対忘れちゃうんです(笑)」と彼女は笑う。
富田にとっては初めてづくしの慌ただしい週末となったが、レースの方もドラマに満ちた展開となった。第1戦では、スーパーフォーミュラ初参戦のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)がデビュー戦にして優勝。「いや~……度肝を抜かれてしまいました。まさか開幕戦で、海外から来たルーキーの選手が1位になるとは思っていなくて、ため息が出るくらいの衝撃でした」と彼女は振り返る。
また、彼女の着眼点はレース戦略にまで及ぶ。第1戦と第2戦では、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮が、レース終盤までピットインのタイミングを遅らせて逆転を狙うというライバルとは違った戦略を採り、第1戦ではそれを見事成功させて3位表彰台を獲得した。「平川選手は第1戦も第2戦も終盤までピットインせず、という戦略でしたね。その辺りもチームやドライバーの個性が出ていました。今後はどうなっていくのか注目していきたいです」と語るその姿も、中継キャストとして板についてきたような印象だ。
富田は、今週末に開催される第3戦鈴鹿でもゲストとして登場予定であり、今後もレース中継や情報番組を通して定期的にその姿を見られることになりそうだ。そんな彼女にとっても、グループの先輩であり、昨年開催されたサッカー・ワールドカップカタール大会でABEMA中継に出演して一躍注目を集めた影山優佳の存在は、プレッシャーにもなったという。
ただ富田としても、自分には影山とは違ったアプローチを意識している様子。影山はアイドルとは思えぬ豊富なサッカー知識や高度な分析力でプロをもあっと言わせたが、自身は初心者目線で、スーパーフォーミュラを初めて見る人たちに分かりやすく伝えることを意識していきたいと語った。
「影山優佳さんがABEMAさんのサッカー中継で活躍されている姿を見ていましたが、それは私としてはすごくプレッシャーでもありました」
「影山さんは小さい頃からサッカーが好きで、勉強熱心な部分が魅力だと思います。一方で私はスーパーフォーミュラを勉強し始めて2年目なので、初心者の目線で語れることを大事にしていきたいと思っています。初心者の方へ、分かりやすくということを意識していきたいです」
また、中継では「親しみやすさ」を大切にしていきたいと語る富田。今シーズンも引き続き、自分自身も楽しみながら、多くの人にスーパーフォーミュラの魅力を伝えていきたいと意気込んだ。
「去年から選手名鑑として『鈴花ノート』というものをつけていますが、2年目になると新しい方も入って来たりするじゃないですか。私自身も新しいドライバーさんに興味津々で、ノートを作っている時間がとっても楽しくて(笑)。皆さんにはマシンの魅力だけでなく、ドライバーさんの魅力も知っていただきたいです」
「また、コースによっても違った戦いになってくると思います。第1戦・第2戦は富士スピードウェイでしたが、次の鈴鹿ではコーナーが得意なチームが活躍するかもしれませんし……こういったチーム同士の戦いも見ていて面白いと思います。どんどん沼にハマってほしいですね!」
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