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ボルボ EVの次世代フェーズとなるシリコンカーバイドを使ったインバーターで製品化

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ボルボ EVの次世代フェーズとなるシリコンカーバイドを使ったインバーターで製品化

ボルグワーナーと世界的な半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(ST)は2023年8月31日、ボルグワーナーが開発したViperパワー・モジュールに、STの最新の第3世代となる750V耐圧SiC(炭化ケイ素・シリコンカーバイド)パワーMOSFETを搭載したインバーターをボルボ・カーズに供給すると発表した。

ボルボ・カーズのジャヴィア・バレーラCOOは
「今回の協力により、航続距離の延長と急速充電を実現できるため、当社の電気自動車の魅力をさらに高めることができるでしょう。また、2030年までの完全電動化に向けた当社の取り組みをサポートし、垂直統合化や重要部品の管理強化に貢献します」と語っている。

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ボルグワーナーは、STのSiCパワーMOSFETの性能を最大限に活用するため、STの技術チームと緊密に連携し、Viperパワースイッチに最適化設計した。これにより、インバーターの性能を最大限に引き出し、小型でコストパフォーマンスに優れたアーキテクチャーを実現。また、2社の協力により、急成長を続けるEV市場で求められる量産能力を確保している。

STのSTPOWER SiC製品は、イタリアとシンガポールの工場で製造されており、モロッコと中国にある後工程工場でパッケージングとテストが行なわれている。2022年10月、STはカターニャ(イタリア)における製品の生産能力拡大を発表しており、SiC基板の統合型工場を新設。ここはSTのパワー半導体技術の主要拠点となっている。

STマイクロエレクトロニクス 公式サイト

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ボルグワーナー 公式サイト

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みんなのコメント

2件
  • これでVOLVOの新型の主力BEVは800vシステムで投入されることは確定ですね
    欧州では800v駆動が標準になってきました
    しかも第3世代ということは最新のプレーナ型のパワーMOSFETになりそうです

    LiDARシステムに5個のレーダー、8個~12個のカメラ、それを束ねる2000TOPSの処理速度を持つ集中型車載AIチップ「DRIVE Thor」を搭載した車載統合制御システム、機械学習ニューラルネットワークも搭載される予定で凄まじい進化です
  • 航続距離の延長と急速充電を実現より、価格、壊れない、ロボット化がEVの付加価値を決める。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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