F1グランプリの週末において、日曜決勝のスターティンググリッドを決めるために、土曜日にミニレースが行われるようになるかもしれない。
これはフェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットの意見によるものであり、彼はF1の全10チームがこの新しいコンセプトに同意していると述べた。
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「我々も含め、すべてのチームが賛成している。よって2020年にはミニレースが行われるようになるだろう」とビノットは『Gazetta dello Sport』に語った。
だがこのコンセプトについて、今のところ他のチーム代表やFIA、F1の商業権オーナーのリバティ・メディアからの声明は出ていない。
予選レースのアイデアは以前から議論されていたが、話し合いの域を出ることはなかった。ベルギーGPの週末中、一部のチーム代表が予選レースの可能性について発言している。
「その方法はいっそうコストがかかる。なぜならさらにスペアパーツが必要になるからだ。ふたつのレースを一度の週末でやるのだからね。だから、こうしたことのすべてについて検討する必要がある」とハースF1のギュンター・シュタイナーは語った。
トロロッソF1チーム代表のフランツ・トストは、レースをよりエキサイティングにする最善の方法は、「各チームとマシンがパフォーマンス面で等しいレベルにあるようにすること」であると述べた。
「どのような形式を取ることもできるが、一部のマシンが、他のマシンよりも1秒やそれ以上の差をつけてはるか前にいるようでは、状況は何も変えることはできない」とトストは語った。
「我々がファンに提供しなければならないのは、優れたショーだ。そのためには各チームとマシンのパフォーマンス差がコンマ数秒以内のレベルに収まっていなければならない。中団グループがそうであるようにだ」
「今の状況を見ると、3チームがはるか先にいる。だが中団グループは100分の数秒差で互いに激しい接戦を繰り広げている。マシン同士の熾烈な戦いがあり、面白いレースを見せているのだ。これこそがファンが見たいと思うものだ。私は形式を変えることはそれほど意味がないと思う」
ビノットが言うようにミニレースがグランプリのグリッド順を決めるようになる場合、ミニレースのグリッド順をどうやって決めるのかということは明らかになっていない。
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