9月22日に宮城県村田町に位置するスポーツランドSUGOで開催された2024スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。ウエット路面からダンプ路面に変わっていく難しいコンディションのなかで繰り広げられた、波乱のレースを制し今季2勝目を飾った37号車 Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京とジュリアーノ・アレジが優勝ドライバー会見で決勝レースを振り返った。
■笹原右京/第1スティント担当
“雨上がりのアレジ”雄叫び。Deloitte TOM’Sが14番手から大逆転でタイトル戦線に名乗り【GT500決勝レポート】
「昨日の予選では悪天候もあり中止になってしまって、スタートは後方の14番手からで満足に走れる状態にはいませんでした。今はとにかく嬉しいの一言です!」
「フルコースイエロー前の(段階で、次に履く)タイヤの選択は全チームものすごく悩んだと思います。ただ、最後決めるのはある程度の覚悟が必要なのかなと。僕たちもギリギリまで悩んでいましたが、結果的に正解でした。コース上に生き残って最後までいい状況が来るのを待ち、耐えぬいたことで周りとの大きな差が生まれたと思います」
「ファーストスティントはセーフティーカーなどもあり、トップまで追い上げることができました。あの瞬間が大きなターニングポイントだったと思います! その後のFCYが出るタイミングもチームが冷静で素晴らしい判断でコールがあったおかげでピットインでき、その後はジュリアーノ選手が頑張ってくれました。この優勝はチームワークのおかげでもあります」
「(次回への展望)残り3戦ということもあり長い戦いだと思ってます。1戦も取りこぼしができない状況ではありますが、次のオートポリスに関しては僕らは初めてなのでなかなかハードなレースが待っているとは思いますが、次は結構キーポイントになるはずです。ライバルは36号車だと感じているので、とにかく彼らに負けないようにチームワークも進化させながら頑張りたいです」
■ジュリアーノ・アレジ/第2スティント担当
「(前日の公式練習は)天候が悪い状況の中で、タイヤ選択も悪く僕たちは14番手からのスタートになりました」
「そこからはアグレッシブなスタートを切ることができ、チームが選んだタイヤとセットアップもがっちり決まっていました。SUGOはオーバーテイクするのがとても難しいコースではありますが、ファーストスティントでプッシュできたことで、笹原選手はトップポジションでクルマを渡してくれました。僕は今日の優勝は僕らやチームにとって特別な優勝だと思っています」
「(次回への展望)次のレースは簡単ではないと感じてます。これからの3戦(オートポッリス、もてぎ、鈴鹿)に向けては、ひとつひとつ頑張っていくしかないと思っており、集中を高めその中でベストを尽くしたい。チームスポーツでもあるので、ひとりがプレッシャーを感じるよりも、みんなでベストを尽くしていきたい気持ちです」
「セットアップ、タイヤ、戦略、すべてがうまくいけば結果は自ずとついてくると信じています」
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