リアライズADVAN Zがルーキー名取のアタックで2年ぶりの今季初ポール【暫定結果】第7戦オートポリスGT500予選

　悪天候により、予選方式が変更されてワンデー開催となったスーパーGT第7戦オートポリス（大分県日田市）。日曜日の朝8時のGT300に続き、8時33分よりGT500の30分間の計時予選が行われ、今季のルーキー名取鉄平がアタックを担当した24号車リアライズコーポレーションADVAN Zがポールポジションを獲得した。

　薄い霧が残ったまた、ウエット宣言が出された状態で始まったGT500の予選。路面はドライアップしていく状況から、各車スリックタイヤでコースインしていくものの気温11度、路面温度12度で冷たい風が強く吹き続ける、いわゆる『ちょい濡れスリック』という難しいコンディションでのアタック合戦となった。

　GT300の予選セッションの赤旗の影響により、8時33分過ぎに始まったGT500の30分間の計時予選。GT500のセッション開始とともに全15台がコースイン。

　公式通知による予選方式により、今回はドライバーはふたりのうち、どちらかひとりがタイムを残せば良いことから、各チームのこのセッションでの乗り替わりはなく、どちらかのドライバーがアタックを担当して走行を続けた。

　低気温のコンディションとなったことから、各車入念にウォームアップを行う様子がみられ、残り10分を切ってもニュータイヤに替える車両はわずかで、多くの車両が走り続けながら最後のアタックへ。一時はトップ5をホンダ・シビック勢が占めるなか、徐々にライバルメーカーがタイムアップをしていく。

　最終的に24号車リアライズコーポレーションADVAN Zがトップタイムでポールポジションを決め、23号車MOTUL AUTECH Zが2番手、3番手に14号車ENEOS X PRIME GR Supra、4番手が17号車Astemo NSX-GTの順で予選グリッドの上位2列を埋める結果となった。

　24号者としては2022年のオートポリス以来の2年ぶり、GT500ルーキーの名取鉄平に取って初めてで、ヨコハマタイヤとしても久々のポールポジション獲得となった。

　この後のオートポリスは天候が回復して快晴となる見込みで、11時30分より40分間のウォームアップ走行が行われ、決勝レースは13時20分にスタートを迎えることになる。レース距離は300kmと長丁場になり、どんなドラマが待ち受けているだろうか。

■2024年スーパーGT第7戦オートポリス
予選暫定結果（10時30分発表）
Pos.No.CarDriverTireSWTime124リアライズコーポレーション ADVAN Z松田次生／名取鉄平YH4kg1'33.162223MOTUL AUTECH Z千代勝正／R.クインタレッリBS46kg1'33.243314ENEOS X PRIME GR Supra大嶋和也／福住仁嶺BS58kg1'33.326417Astemo CIVIC TYPE R-GT塚越広大／太田格之進BS52kg1'33.80153Niterra MOTUL Z高星明誠／三宅淳詞BS70kg1'33.930616ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT ＃16大津弘樹／佐藤蓮BS32kg1'34.0467100STANLEY CIVIC TYPE R-GT山本尚貴／牧野任祐BS86kg1'34.049819WedsSport ADVAN GR Supra国本雄資／阪口晴南YH12kg1'34.155936au TOM’S GR Supra坪井翔／山下健太BS98kg1'34.1761039DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛／中山雄一BS38kg1'34.346118ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT ＃8野尻智紀／松下信治BS52kg1'34.5011212MARELLI IMPUL Z平峰一貴／B.バゲットBS60kg1'34.7461338KeePer CERUMO GR Supra石浦宏明／大湯都史樹BS80kg1'34.7801437Deloitte TOM’S GR Supra笹原右京／G.アレジBS96kg1'34.9401564Modulo CIVIC TYPE R-GT伊沢拓也／大草りきDL14kg1'35.048
※太字はアタック担当ドライバー
天候：曇り｜路面：ウエット
スタート時刻：8時33分31秒｜フィニッシュ時刻：9時03分31秒