2020年のダカール・ラリーは、開催史上初めて中東で開催された。主催者のアモリ・スポル・ オルガニザシオン (ASO)と5年間の契約が結ばれており、初年度はサウジアラビアを走行するルートで実施された。
ラリーディレクターのデビッド・カステラは、今年の大会後に、2021年1月に予定されている複数の国を通るルートの大会に向け、参加に興味を抱く各国との話し合いがスタートした事を明かした。
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しかしながら、新型コロナウイルスの感染が世界中で広がっており、その状況が変化しているため、2021年のダカール・ラリーは再びサウジアラビア国内のみで開催される可能性が浮上。そして、その決定期限は迫りつつある。
「当初の考えは2~3ヵ国で開催することだったが、1ヵ国で開催する選択肢もある」
カステラはmotorsport.comに対しそう語った。
「我々にはいくつかの選択肢を用意している。新型コロナウイルスの状況がどう変化するか分からないためだ」
「この先15日間で、我々は2021年のダカール・ラリーがどうなるのかの公式発表をするために、最終的な決定をしなくてはならない」
motorsport.comの調べによると、2021年のコースとしてはサウジアラビアとヨルダン、アラブ首長国連邦を走行するというのが有力だと見られている。
しかし多数の国を跨ぐ大規模なイベントは、パンデミックの影響によって物流面での課題が多すぎる可能性もある。そのため、プランBとして2021年もサウジアラビアでダカール・ラリーを完結させることが検討されている。
「非常に大きい国であるため、サウジアラビアで100%新しいダカールが行なえる可能性がある」とカステラは言う。
「去年とは違う、全く異なったものができる」
「(サウジアラビアは)フランスよりも4~5倍は大きな国で、最悪のケースでも、我々は他のどの国を訪れることがない場合でも、良い形で新たなダカールを開催できると確信している」
またカステラは、今年のダカール・ラリーから収集した衛星画像を利用し、ルート形成を既に開始しているとも明かした。
「今の所、パンデミックが我々に及ぼす影響は少しであって、大惨事にはなっていない」
「取り組む方法はたくさんある。衛星画像を使用してルート作成をする方法のようにね」
「何もかもを評価する術はないが、多くのリスクを取るつもりはない。誰にとっても困難な年であり、この状況を生きていくことが必要だ。我々はパンデミックに適応し、ルート作成の作業への取り組みを続けている」
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