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ニッサン・e.ダムス、トロロッソ・ホンダF1入り噂のアルボン後任シートに問い合わせ殺到|フォーミュラE

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ニッサン・e.ダムス、トロロッソ・ホンダF1入り噂のアルボン後任シートに問い合わせ殺到|フォーミュラE

 ニッサン・e.ダムスは、セバスチャン・ブエミとアレクサンダー・アルボンというコンビでフォーミュラEのシーズン5(2018/19年)に臨む予定だったが、アルボンがトロロッソ・ホンダのF1ドライバー候補に急浮上している。そんな中、チーム代表のジャン-ポール・ドリオは多くのドライバーから問い合わせが殺到していると明かした。

 ルノーのエントリーを引き継ぐ形でシーズン5からフォーミュラEに参入するニッサンは、7月にアルボンと3年契約を交わし、9月にシーズン2王者であるブエミのチームメイトに彼を起用することを発表した。

アルボンのトロロッソ・ホンダF1加入話に、フォーミュラE参戦のニッサン不満。ダムス代表「解決策を模索している」

 一方アルボンは今季FIA F2選手権に参戦しており、ランキング2位につけている。F1参戦に必要なスーパーライセンスの獲得はほぼ確実だ。こうした状況から、最近になって彼がトロロッソ・ホンダのドライバー候補としてF1に参戦する可能性が高まっている。その場合、ニッサンとの契約は破棄されることになる。

 レッドブルとの交渉を続ける一方で、アルボンの代役探しはしているのかとドリオ代表に訊くと、彼は次のようにmotorsport.comに答えた。

「この2日間で、信じられないくらい多くのドライバーと電話で話した」

「電話やメールをしてきたドライバーの中には、名前を挙げればとても驚かれるようなドライバーもいた。信じられない。少なくとも15から20人と連絡を取ったと思う」

 先週バレンシアで行われたプレシーズンテストにアルボンは結局姿を現さなかった。テスト最終日には、ダムスでF2を戦っていたオリバー・ローランドがテストに代役として参加している。

 ドリオは、ローランドもドライバー候補のひとりであることを認めた。

「どちらにせよオリバーをサードドライバーに起用することを考えていたので、彼のことは考慮している。(シャルル)ルクレールがF2を戦っていた時(2017年)に彼と一緒にレースをしていたので、よく知っている」

「当時、彼は3レースに勝ったしポールポジションも獲得している。フォーミュラ・ルノー3.5でチャンピオン(2015年)も取っていた」

 プレシーズンテストに参加したローランドは、テスト3日目に85周走行し18番手。3日間のテストでチームにとって最長スティントとなる、21周の連続走行も行っている。

 テストについてローランドは「素晴らしかった。僕はレース(シミュレーション)に集中していた」とmotorsport.comに説明した。

「マシンのことを理解して、プログラムを通じてみんなやニッサンのために働いた」

「ウエットコンディションで走ったのは素晴らしい経験だった。とても競争力があるように見えた。ドライになった午後は、パフォーマンスを追求した走りはしなかったけど、それでも良い経験だった」

「プライベートテストには参加していないし、(ニッサンがどの程度の競争力を持っているか)僕がコメントするのは難しい。誰と何を比較するのがベストかも分からないけど、ペースはかなり良さそうだ」

「だけど僕にとって重要なのはできる限りマシンを理解し、彼らが必要としているデータなどを提供することだった」

 ニッサンのドライバーとしてフォーミュラEを戦う可能性について、ローランドは次のように語った。

「言うまでもなく僕は、スーパーサブとしてテストに来た」

「僕はフォーミュラEでレースがしたい。それは間違いないんだ。だから彼らが何を思いつくのか見てみよう」

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