マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、チームのドライバーであるランド・ノリスが、ポルトガルGPの予選Q3でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのアタックを故意に妨害したという憶測を完全否定した。
フェルスタッペンは予選Q3最初のアタックで最速タイムを記録したが、トラックリミットを違反したとしてタイム抹消。最後のアタックにポールポジションを賭けて挑んだ。しかしトラフィックに遭い思うようなアタックを行なうことができず、3番手に甘んじることになった。
予選後、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンに有利なことをしないようにマクラーレンがノリスに無線で伝えたことを指摘し、故意に妨害したのではないかと示唆した。
マルコはServusTVに登場し、レッドブルが無線のメッセージに注目したと発言。パワーユニット供給元のメルセデスをサポートするための、マクラーレンの策略があったのではないかと示唆した。
「もちろん、最速タイムを記録したのに、ポールポジションを逃した時にはイライラする。(最初のアタックの)ターン4で彼は後方から突風を受け、コースオフしてしまった。そのために彼はタイムを抹消されてしまった」
「2回目のアタックの時には、ランド・ノリスが無線で、マックスに何の恩恵も与えないように指示されていた。メルセデスの(PUを使う)チームの、非常にスポーツマンらしい行動だということだろうね。そしてもちろん、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/アストンマーチン)にも遭遇した。コース上にそういうマシンがいたんだ。すこし不運だった」
マクラーレンはこのマルコの発言について否定。単にライバルにスリップストリームを使わせないようにしただけで、何も悪いことはしていないと主張する。
「まず第一に、我々は自分たちのためにマシンを走らせているわけで、他の誰かのために走っているわけではない……そのことを明確にしておく必要がある。我々の目標は、2台のマシンが可能な限り良い順位でフィニッシュすることだ」
マクラーレンのザイドル代表はそう語った。
「誰にもスリップストリームを与えたくなかった。それは、ライバルに対してメリットになるからね。マックスも例外ではない。それは誰でもやっていることだし、普通のことだったと思う」
「予選とは、誰の力も借りずに、自分の力でラップタイムを記録すべきモノだと思う」
「この無線の交信について、彼らは言及しているんだと思う。メインストレートで誰もがやったことを見れば、アタックを終えた後、ただ邪魔にならないようにしただけだ。スリップストリームから抜け出し、誰もが自分の力でアタックを行なえるようにするためにね」
ノリスは無線でのメッセージについて、周回中にフェルスタッペンを邪魔しないようにという意味だと理解していたと語った。
「僕は、何か悪いことをしたのかな。わからないよ」
フェルスタッペンが不満を抱えていることについて、ノリスはそう語った。
「僕は彼のかなり前にいると確信していた。彼を前に行かせた時、僕はコースの右側にいた。コースの反対側を、2速でゆっくり走っていたんだ」
「僕は彼の邪魔にならないように、最善を尽くした。彼も含め、誰のことも邪魔したくなかったんだ。でも、そんなこと言われたりしたことはない。彼をブロックしたりはしなかった。そもそも、そんなに近づいた場面もなかったんだ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?