魅力的なモデルを展示していた
「第62回 全日本模型ホビーショー」が2024年10月10日~10月13日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。会場では5月の静岡ホビーショーに続き、クルマ好きにとっては見逃せない魅力的なアイテムの数々が展示されていました。まずは京商ブースから紹介します。
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スーパーカー祭りだった京商ブース
全日本模型ホビーショーの京商ダイキャストブースを訪れると、ドーンと出迎えてくれたのは1/12スケールのフェラーリ「F40コンペティツィオーネ」と1/18スケールのフェラーリ「250GTO」。F40コンペティツィオーネは2024年6月に発売されている最新モデルで、今回も注目の1台となっていたが、その隣にある250GTOシリーズには、なんと3種類の仕様違いが登場していた。開閉式のドアやボンネットからのぞく、それぞれの仕様の精細なエンジンやインテリアに注目したい。
1/18スケール ランボルギーニ カウンタックLP400/LP400S
スイングアップドアにリトラクタブルヘッドライトがカッコいいランボルギーニ「カウンタックLP400」。今回はディテールアップをした再生産モデルで、イエローとレッドが展示されていた。そして、京商ダイキャストシリーズとしては初の1/18スケールのカウンタックLP400Sも展示されていた。最大の特徴はオーバーフェンダーで、これはピレリP7タイヤを収めるために取り付けられているもの。またLP400にはなかったリアウイングが装着され、エクステリアカラーはホワイトが販売される予定だ。価格は予価で各3万3000円(消費税込)。
ランボルギーニ ミウラP400
京商としては久々の生産となる「ミウラP400」は、オレンジ、レッド、ホワイトの3色がラインナップされていた。こちらもディテールアップされ再登場という形になるが、大きな変更点としてはリアのナンバープレートカバーを排除し、シンプルにスラッとしたデザインとなっているのが特徴的だ。今後、ボディカラーは増えていくことが予想される。価格は予価で各3万3000円(消費税込)。
ランボルギーニ シルエットP300
V8エンジンを搭載した「ウラッコ」をベースに、アメリカ向けに製造されたのが「シルエットP300」。「ウラッコ」が+2シーターだったのに対して、シルエットでは2シーターとなっていた。ホイールは、コンセプトカーの「ブラボー」と同じデザインを採用しているのも特徴的だった。
京商では、新規金型で製作し、まずはホワイトとレッドで展開される。価格は予価で各2万8000円(消費税込)。
ランチア ストラトスHF
フランスのOttO Mobileから登場したのは、ビッグスケールモデルの1/12スケールのランチア「ストラトスHF」。1978年のサンレモラリーに出場したマルク・アレン/イルッカ・キビマキ組が優勝したピレリカラーを精密に再現した1台。価格は予価で4万9500円(消費税込み)。
ポルシェ 911 カレラRS 2.7
GT SPIRITからは、1/12スケールの「ナナサンカレラ」が登場。「911 S」をベースに排気量2.7Lに拡大した水平対向6気筒エンジンを搭載し、1970年代初頭にFIAが新たに立ち上げた「プロダクションカー・レーシング」シリーズのために、レース仕立ての911を製作したことから生まれたホモロゲーションスペシャルだ。日本では『サーキットの狼』に登場したことから、当時の子どもたちにとって印象的な1台となっている。価格は予価で各5万5000円(消費税込)。
ピニンファリーナ モデューロ
TOPMARQUEから発売中の1/12スケール「モデューロ」。ジュネーブショーで発表されたのち、日本に持ち込まれ、1970年に開催された日本万国博覧会に展示された。当時を知る人なら、スーパーカーカードで見たことがある人もいるだろう。1/43スケールや1/64スケールなどで見かけたことがある人がいるかもしれないが、こちらは泣く子も黙るビッグスケールモデル。250個限定で価格は11万円(消費税込)。
新車からマイナーモデルまで続々追加予定
懐かしのスーパーカーばかりを紹介してきたが、国産車好きにも見逃せないモデルも続々発売予定だ。注目のモデルを紹介していこう。
1/43スケール 京商オリジナル
手頃なサイズで人気の1/43シリーズには、レクサス「TX350」が追加された。プラチナホワイトとグラファイトブラックが用意され、8580円(消費税込)。ほかにも、日産「スカイラインGTS-t タイプM」も追加された。こちらはシルバー、レッド、ガンメタの3色が用意される。価格は予価9900円(消費税込)。トヨタ「GRヤリス」をベースに専用パーツが追加された「ヤリスGRMN サーキットパッケージ」もリリースされる予定だ。価格は予価9900円(消費税込)。
SAMURAI
SAMURAIシリーズは、日本の名車を1/12もしくは1/18で精巧にモデル化する人気シリーズ。ドアの開閉機構はあえて採用せず、よりリアルにディテールを再現したことで、まるで実車のようなプロポーションを手に入れている。
あらたに追加されたのは、日産「GT-R ニスモ 2024 スペシャルエディション」と「フェアレディZ ニスモ 2024」の2台だ。ボディカラーはホワイトとグレーの2色を展開し、それぞれ400台が割り当てられている。
日産 GT-R ニスモ 2024 スペシャルエディション」は、特徴的なグレーのボディカラーはもちろん、カーボンボンネットも忠実に再現している。ホイールのリム部にデザインされる赤い加飾はもちろんのこと、小さなニスモのロゴまで、きちんと作り込まれているのはさすがだ。
フェアレディZ ニスモ 2024は、フロントグリル、フロントとリアバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リアスポイラー、リアLEDフォグランプをNISMO専用パーツとして装着。インテリアは、ステアリングに赤いセンターストライプやNISMO専用スポーツシートなど、覗き込む楽しさまでしっかりと兼ね備えている。隅から隅までじっくりと楽しめる1台となっており、発売が待ち遠しい1台となっている。価格は予価2万6400円(消費税込)。
ミニッツ
最後に紹介するのは、本格的な走る楽しさをもたせつつ、モデルカーとしても魅力的な「ミニッツ」シリーズ。あらたに「GRMN ヤリス ラリーパッケージ」が追加された。ボディカラーには、プラチナムホワイトパールマイカとエモーショナルレッドIIの2色が展開される。
さらにもう1台、日産「フェアレディ 240Z-L」が追加になった。こちらは、チューンドバージョンとしてカスタムされており、メタリックブルーとオレンジの2色展開となる。
ベースとなっているのは、四輪駆動シャシーにドリフト専用タイヤを装着した「ミニッツAWD」に、Syncro KT-531P送信機を組み合わせた「レディセット」。初心者でもこのセットだけで手軽にドリフト走行を味わえるが、送信機の操作に慣れメカニズムへの理解度も高まったら、実車さながらのチューニングを楽しむことも可能なのだ。
価格はレディセットで「GRMN ヤリス ラリーパッケージ」が3万800円(消費税込)。日産「フェアレディ 240Z-L」は、レディセットで2万9700円(消費税込)となっている。
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