■吉田由美のピンポイント&チャームポイント VOL56久しぶりに「メルセデス・ベンツSLK」に乗りました。
初代「SLK」は、私の初メルセデス・ベンツであり、初の赤いクルマであり、そして初のオープンカー。いろんな意味で、私を変えた一台です。事実、私はこのクルマに乗っている時に「カーライフ・エッセイスト」として歩みだし、現在に至っています。5年ぐらい乗って卒業しましたが、SLKには思い入れたっぷりです。
確かそれは1999年の話。懐かしいな~。
時は流れ、現在は3代目SLKとなりましたが、かなりカッコよく、迫力も倍増! 見るからに「高そう~」オーラがビンビン。実際に価格のほうも若干お高くなっています。
なんだかんだ言っても、自分の愛車の進化型は私の見る目が、まるで「元カレ」(笑)。もちろん、いい思い出のね!
ところで、輸入車は毎年「イヤーモデル」として、少しずつ改良されることが多いのですが、2015年のマイナーチェンジではCクラス以降のモデルに標準装備されている「ディストロニックプラス」も追加。確かに今や「ぶつからないクルマ」の装備は、特に日本ではクルマ選びのトレンドにもなっています。
一見、フルモデルチェンジから時間が経っているので、古いのかと思いきや、SLKは着実に、中身も進化しているのです。
そしてSLKといえばオープンエア。SLKはバリオルーフなので、幌のタイプに比べると、閉めている時の快適性と、開けた時の開放感とのギャップが大きいの大きな魅力。
そして開けた時のフォーローも完璧!
オープン時で寒い時は、2代目SLKから装備されている首から下を温めるためにシートから温風が出てくる「ネックウォーマー」が体を温めてくれるので、寒さ知らず。こちら、オープン時ではない時に使用すると、むしろ熱いぐらいのパワーがあります。
そして女子としてオープンカーといえば心配なのが風の巻き込み。
しかし、最新SLKはシートの後ろにある「ディフューザー」(正式名「ピポット式ドラフトストップ」)で、完全に風をシャットアウト。
ロールバーに装着されていますが、透明なので後方視界もしっかり確保できる優れもの。しかもこんなデザイン、初めて見ました~! SLKといえば「小さなSL」かと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりいろんな新しい装備を導入し、実は攻めてるクルマなのです☆
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