コンチネンタル・ジャパンが、メディア向けに最新テクノロジーのプレゼンテーションを行う「テックライド」が、2018年も千葉のテストセンターで開催された。その内容は多岐に渡るので、2回にわけてレポートしてみたい。
なお、テストコースでの取材のため撮影はオフィシャルカメラマンに限られており、掲載画像にも制限があることをご了承いただきたい。
タイヤはもちろん、カメラからブレーキまで最新テクノロジーを体験
「コンチネンタル」という名を聞くと、まず思い浮かぶのはタイヤかもしれない。だが、コンチネンタルはタイヤはもちろん、シャシ&セーフティ、パワートレイン、インテリア、そしてコンチテック(ゴムなどを使った素材開発)の5部門からなる、世界トップクラスの自動車部品メガサプライヤーなのだ。
世界60カ国の550拠点以上で23万5000人が従事しており、2017年の売り上げは440億ユーロに達する。日本でも13拠点で1600人以上(その半分以上が技術者)が働いており、日本メーカーにも多くのパーツをOEM供給している。
そんなコンチネンタルの日本法人、コンチネンタル・ジャパンがメディア向けに最新テクノロジーをプレゼンテーションし、実際に体験できるのが、今回紹介する「テックライド」だ。
今回も体験できた項目は多岐に渡るので、まずは前半のレポートからお届けしよう。
1)ターンアシスト(交差点など)
今回はユーロNCAP対応のため、右側通行での実験。
交差点での左折(日本のような左側通行なら右折)時に対向車線から直進車両が迫ってきた場合、第4世代の前方長距離レーダーや舵角センサーなどが危険な状況を察知すると自動ブレーキを作動させて事故を防ぐ。
実際、ドライバーがアクセルを踏んでいても加速することはなく、対向車に気づくのが遅れても自車が発進することを防いで衝突を回避してくれる。
2)第5世代多機能カメラ
運転支援機能から高度自動運転までのソリューションを提供する、最新世代の多機能単眼カメラ。車線や車両の認識はもちろん、標識や人物も認識することで、高度自動運転のための基礎作りを行う。
また視野角も広く、夜間走行での視界も優れている。テスト車両ではモニター画面の鮮明さと認識の早さに感動させられた。
3)サラウンド・ビュー
フロントウインドー上部に第4世代のカメラ、ボディの前後左右にサラウンド・ビュー カメラを4台装着。クルマの周囲はもちろん、車線や縁石も認識して将来的には自動運転や自動駐車にも対応する。
テスト車両では写真のようにクルマの前後左右や周囲をモニター画面で確認できた。日本のような市街地や渋滞路では、自動ブレーキと連動させたシステムの早い実用化を期待したい。
4)バイワイヤ(電動)ブレーキ
従来のクルマのブレーキは油圧がほとんどだったが、バイワイヤ・ブレーキではペダルとアクチュエータをワイヤで繋ぎ、コンピュータの制御によってブレーキを作動させる。万が一のバックアップ用に油圧ブレーキも備わっている。
このパートでは同乗ではなく、実際に運転してのテストを体験できた。ウエット路面やドライ路面などでのフィールは、従来の油圧ブレーキとほとんど変わらない。初期制動時に少しスポンジーなフィールがあったが、これはセッティング次第で簡単に変更できるとのこと。
今回のユニットはコスト低減を目的としたもので、こうしたバイワイヤ・ブレーキの普及は喜ばしいことだ。
以下、後編に続く(文:篠原政明)
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