メルセデスのジョージ・ラッセルはF1サンパウロGPを4位で終えたが、レースが赤旗中断となる直前、チームからピットインを求められた際については自分の直感に従うべきだったと後悔しているようだ。
スタート直後の1コーナーでランド・ノリス(マクラーレン)を交わして首位に立ったラッセルは、コンディションが悪化し、ノリスが真後ろに張り付く中でレースをリードした。
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27周目、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のスピンでバーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言されたが、トップのふたりは最終コーナーを回った直後というタイミングでのVSCだったため、ピットインのチャンスを逃した。すぐにVSCは解除されたが、ちょうどそのタイミングでノリスとラッセルはピットに飛び込んだ。
しかしそのすぐ後に雨量が急激に増加。ラッセルはノリスにオーバーテイクを許してしまった。そしてコンディション悪化を理由にセーフティカーが出動。ウイリアムズのフランコ・コラピントのクラッシュでレースは赤旗中断と、レースが一気に大きく動いた。
この赤旗で、ステイアウトしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とアルピーヌの2台がロスなくタイヤ交換を済ませ、大きなアドバンテージを手にした。結局この3台が表彰台を獲得。ラッセルは4位でレースを終えた。
ラッセルは1ストップ戦略でトップチェッカーを受けたベルギーGP(後に最低重量違反で失格)を引き合いに出し、自身の直感を信じるべきだったと振り返った。
少なくとも獲得できたはずの表彰台を逃したことについて聞かれ、ラッセルは「あらゆることを考慮すると、とても苦しい。でも言いたいことはそんなにないんだ」と語った。
ピットストップの判断については、次のように当時の状況を説明した。
「『ボックス』と言われ、僕は『ステイアウト』と返した。同じやり取りをもう一回して、また『ボックス』と言われ、僕は『ステイアウトしたい』と答えたんだ。そのあともう一回言われて、従うしかなかった」
「時には自分の直感を信じることも必要だ。前回(ベルギーGP)は自分の直感を信じて、うまくいった」
「今日は、レースに勝てたかどうかは誰にもわからない。でも、もしピットに入らなかったら、再スタートとそのあと30周はペースをコントロールしてリードしていただろう」
「ランドを後ろに抑えていられたから、ストレートスピードも素晴らしかった。最低でも2位にはなれただろう」
ラッセルは、自身がメルセデスのピットウォールよりもうまく状況判断できる立場にいたと考えている。
「チームから見れば、全く明らかではなかったけど、コックピットの視点からは赤旗かセーフティカーになることは明白だった。走行不可能なコンディションだったからだ。雨は止んでいなかったし、頭上には大きな黒い雲が見えた」
「そしてショブ(アンドリュー・ショブリン/メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクター)が僕のエンジニアとの無線に割って入ってきて、『ボックス』と言ったんだ」
「僕たちはチームとして働いているし、そのときにベストな判断をしようとしている」
「ピットインしなかったドライバーたちは1-2-3フィニッシュを果たし、僕たちはピットインしたドライバーの中で最高位を獲得した。だから僕は、そこにささやかな満足感を感じているよ」
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雨を予想してウェットにするかステイアウトして様子を見るべきだった。