昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は昭和53年発売のトヨタ セリカXXだ。
北米ではフェアレディZのライバルだったグランドツアラー
トヨタ セリカXX 2600G:昭和53年(1978年)4月発売
昭和45年(1970年)の初代発売以来、4気筒エンジンのみを搭載してきたセリカだが、昭和53年(1978年)年4月に、セリカの上級車種としてXX(ダブルエックス)シリーズが登場。2600G/2000Gとネーミングされたモデルを追加設定し、6気筒エンジンのみを搭載している。
トヨタ決算発表会で明らかにされた“21年末までに投入する新モデル18車種”を大予想【スクープ】
セリカXXは、セリカのリフトバックを基本にフロントノーズを210mm延長(セリカST比)、同時にホイールベースも130mm延長して、2630mmの設定としている。
内外装はセリカと比較してさらにラグジュアリー志向が強いが、もちろん新たに2.6L 直列6気筒エンジンを搭載したことによって変貌した走りも、大きな魅力だった。
2600Gに搭載されたエンジンは、EFIによる燃料供給を受ける2563ccの直列6気筒SOHC。140ps/5400rpmの最高出力と21.5kgm/3600rpmの最大トルクを発生していた。
従来から設定されていた2Lの直列4気筒エンジンと大きく異なるのは、やはり大排気量による豊かなトルク感覚で、これはセリカXXが最も重要な輸出市場として考える北米での嗜好性を十分に考慮した結果といえる。
サスペンションは基本的にセリカと同様の構成。乗り心地は非常に柔らかなもので、一般的なスポーツモデルとは明らかに異なる印象だった。新採用の2.6Lのユニットに組み合わされたトランスミッションは、5速MTと4速ATの2種類が設定された。
ときにはアメリカンクルーザーとも錯覚する、豪快で快適な走りが味わえたモデルだったことが印象深い。
ちなみにモーターマガジン誌(1979年6月号)では、同じ6気筒のBMW323i(ヨーロッパ仕様車)と比較テストを行っている。最高速度は、BMW=200km/h、XX=177.34km/h。0→400m加速はBMW=15.85秒、XX=17.52秒とBMWの圧勝だった。
アウトバーン走行で鍛え抜かれたヨーロッパのGTカーとアメリカ向けGTカーとの差が出た形だが、XXの肩を持てば、世界一厳しい排出ガス規制適合車というハンデを背負ってのものだから、一概にデータだけで結論づけはできないだろう。
トヨタ セリカXX 2600G 主要諸元
●全長×全幅×全高:4600×1650×1310mm
●ホイールベース:2630mm
●重量:1180kg
●エンジン型式・種類:4M-EU型・直6 SOHC
●排気量:2563cc
●最高出力:140ps/5400rpm
●最大トルク:21.5kgm/3600rpm
●トランスミッション:4速AT
●タイヤサイズ:195/70HR14
●価格:190万9000円
[ アルバム : トヨタ セリカXX はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?