アンダー400psの学ドリ仕様のシルビアでワークス参戦デビュー!
しかしブーストがかからなくなる症状で追走進出を逃す…
「eスポーツ計画の一環でトラストがD1ライツに参戦!」新川はトラブルで単走敗退するも実車での実力を示す!【D1 LIGHTS】
ゲームを使ったスポーツ競技『eスポーツ』への参戦を表明したチューニングパーツメーカーのトラストが「バーチャルな人たちに実車でも走れることをアピールしたかった」と、先日開催されたD1ライツ2019シリーズの第3戦に参戦した。
その体制たるや、マシンこそ新川選手のプライベートカーだったものの、昨年までD1グランプリシリーズに参戦していたスタッフが勢揃い! ドライバーの新川選手も含めて全員がトラスト社員というワークス体制だったのだ。
eスポーツではShin×2のハンドルネームで活躍する新川真也選手がドライバーを担当。彼は、雑誌・ドリフト天国が主催している全日本学生ドリフト王座決定戦(通称:学ドリ)の2017年大会で東西統一チャンピオンを獲得した実績を持ち、D1-Aライセンスは昨年のD1ライセンス選考会にて取得。昨年はD1ライツシリーズにもこのマシンで出場した。学校を卒業し、2019年4月からはトラストの社員として働いている。
当初は、カラーリングをリニューアルしたGReddy 35RX Spec-D(R35GT-R)での参戦も検討したそうだが、D1ライツのレギュレーションに合わせることが難しいという判断から断念。そこで、学ドリ出場時からそれほど仕様変更していないという新川選手のプライベートマシンで参戦することになった。
エンジンはSR20DETにハイカムとメタルガスケットを組んだだけという仕様で、TD06L2のテスト品タービンを装着してブースト1.4キロ時に推定350psを発揮する。エンジンとミッションのキャッチタンクは今回のためにトラストのスタッフがワンオフしてくれたパーツだ。
完売からの廃盤となってしまったトラストの車高調(デッドストックが発見されたそうな)を装着。それ以外は学ドリ出場時からほとんど変更はなく、切れ角アップナックルは自作品で、イケヤフォーミュラのタイロッドを装着している。
元々装着していたニスモの6速ミッションに異音が発生していたため大会前に新品を投入。ファイナルギヤは4.1を組み合わせている。リヤのアーム類はZ.S.S.製だ。
ロールケージは昨年のD1ライツ参戦時にサイドバーを追加しているため変更なしで、今シーズンから規則に追加されたキルスイッチを装着したくらいだ。ハンドルはナルディラリーの33φで、シートはブリッドのジータIIIを愛用している。
昨年のD1ライツ参戦時は、フロントにトーヨータイヤのプロクセスR1R、リヤにケンダカイザーKR20という組み合わせだったが、今回はeスポーツ計画用のR35GT-Rと同じく、ダンロップをチョイス。前後とも銘柄はディレッツァβ02で、フロントに235/40-17、リヤに265/35-18というサイズを履いていた。
D1ライツシリーズ第3戦には金曜日入りして練習を重ねており「今年からシーケンシャルミッションがOKになったし、すごいマシンの人が多いので、まわりに合わせてブーストを1.4キロから1.8キロまで上げることになってしまいましたが、セットも決まって追走練習する余裕があるくらいには仕上がりましたね」と新川選手も自信満々で本番日を迎えた。
しかし、大会当日の練習走行までは好調だったものの、単走決勝の1本目でブーストがかからなくなってしまうトラブルが発生!「スタートして2速にシフトアップした瞬間におかしいと気づいたんですが、足まわりもタイヤの空気圧もブースト1.8キロに合わせて仕上げていたので、どうにもなりませんでしたね」と新川選手。
結果、1本目はまともにドリフトすることができない状態で失敗。2本目はなんとかドリフトを繋げたものの得点を伸ばすことができず。単走決勝29位で追走進出を逃した。
「D1ライツシリーズへの参戦はD1GPライセンスの取得が目的。実車でも走れるということをバーチャルの人たちにアピールする活動の一環ですね。今度の展開については検討中なのですが、D1だけじゃなくてフォーミュラドリフトジャパンへの参戦も視野に入れているので、ひとまずこちらもライセンス取得に向けてMSCチャレンジなのかな、と思っています」とトラスト広報の川島さん。
大きく舵を切り出したトラスト。eスポーツと実車のコラボレーションを目指す同社の活動は今度活発化していくのだろうが、直近では8月14日に奈良県橿原市のイオンモール橿原で開催される“eスポーツグリーティング”への参加が決定。このイベントにはカラーリングが一新されたR35GT-Rも展示されるということなので、お近くの方は遊びに行ってみてはいかがだろうか。
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO
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