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【2代目 価格/サイズ/内装は?】M・ベンツ新型GLA、日本発売 2Lディーゼル、GLA 200 dのスペック情報

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【2代目 価格/サイズ/内装は?】M・ベンツ新型GLA、日本発売 2Lディーゼル、GLA 200 dのスペック情報

はじめに 新型GLAクラスとは

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)

【画像】ベンツ新型GLA(日本仕様)【実車 詳細写真】 全40枚

画像・諸元値には欧州仕様の情報を含みます。

メルセデス・ベンツSUVラインのコンパクト・クラスを受け持つGLAが、フル・モデルチェンジされた。

新型GLAはGLCのモチーフを取り込んだ都会的なデザインでGLBと差別化し、オフロードの走破性を高めたクロスオーバー指向とされたのが特徴である。

近年はモデルチェンジの度に大型化する傾向があるが、新型GLAは先代に比べ全長が15mm短縮されたが、ホイールベースは30mm延長。注目したいのは全高を110mmほど高めてキャビンスペース、それも後席を中心に拡大したことだ。

日本にまず導入されるのは2Lターボ・ディーゼル・エンジンを搭載するGLA 200 d 4マティック。対話型インフォテインメント・システム「MBUX」、そしてSクラス同等となる最新の運転支援装備を搭載し、ドライバーにかかる負担を大きく軽減し安全性を提供する。

6月25日より予約注文の受付を開始し、7月からのデリバリーを予定している。

2代目に生まれ変わったGLAクラスがどのような進化を遂げたのか、これから詳しく見ていくことにしよう。

新型GLA 外観

エクステリア・デザインは最近のメルセデス・ベンツの各モデルに共通するモチーフでまとめられた。

短縮された前後オーバーハングによる凝縮感と柔らかな面で構成されたスタイリングで、クーペのようなルーフラインによりスタイリッシュに仕立てられている。

ラジエーターグリルにはメルセデス・ベンツのSUVに共通するデザインのバーが装備され、ファミリーの一員であることを主張する。

クローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパフォーマンスの高さを表現。

サイドシルまでを覆うドアは乗り降りのし易さと、乗員の衣服が汚れることを防ぐ実用的な意味合いのほか、側面衝突時の乗員保護性能を高めている。

また、フロントからリアにかけてのボディ下部にはプロテクターを装着し、クロスオーバーらしい力強いルックスに仕上げられた。

3サイズは、全長×全幅×全高が4415×1835×1620mmとなっている。

新型GLA 内装

新型GLAクラスの大きな進化点が、キャビンの拡大にある。

注目したいのは、車高を高めたことにより前席の着座位置が従来型より97mm、Aクラスと較べても140mm高められ、SUVならではの視認性の良さ・運転のし易さを実現していること。

前席ヘッドルームは22mm、室内幅はショルダー部分でフロントが28mm、リアが43mm拡大された。

特筆すべきはリアシートのフットスペースが116mmも広がったこと。後席の座面は60:40分割式で140mmのスライドが可能になった。

また、バックレストは40:20:40分割可倒式。荷室容積は定員乗車時で425Lへ拡大され、後席を折りたためば1430Lを確保する。

ダッシュボードはAクラスの流れを汲むデザインで、高精細10.25インチ・ワイドディスプレイが2基並ぶ。MBUXに連携したタッチスクリーン操作に対応し、開放感のあるデザインとされた。5つの円形エアアウトレットはアンビエント・ライトで彩られる。

新型GLA シャシー

基本骨格は先代と同じく前輪駆動用MFAプラットフォームだが、アルミと高張力鋼板の比率を高めることで、捻り剛性の向上と軽量化を実現した第2世代となる。

ホイールベースは従来型に比べ約30mm延長した2730mmに。前後のトレッドも35~50mmほど広げられている。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアがマルチリンク式とされた。

エンジンは横置きで、後輪に動力を伝えるトランスファーはフロント・デフ横に配される。ステアリングは電動アシスト付きラック&ピニオン式となる。

また最低地上高は先代に比べ50mm高められた200mmを確保。悪路での走破性の向上だけではなく、市街地でも歩道の段差などに気を遣わない、取り回しの気軽さも美点といえる。

新型GLA パワートレイン

ドイツ本国ではガソリン1.3LターボのGLA 200、ガソリン2.0LターボのGLA 250、150psを発揮する2Lディーゼル・ターボを積むGLA 200 d、よりチューニングを高め190psを得たA 220 d、そしてAMG版のGLA 35、GLA 45が用意される。

日本にまず導入される「GLA 200 d 4マティック」は、すでにA 200 dで採用されている150psを発揮するOM654q型2L直噴ディーゼル・ターボを積む。

このエンジンはアルミニウム製クランクケースなどで徹底的に軽量化。ナノスライド・シリンダー・コーティングによるフリクション低減により、力強いトルクとスムーズな吹け上がりを誇る。

このOM654q型2Lディーゼル・ターボは最高水準のクリーン性能を実現しているユニット。酸化触媒、DPF、2基のSCR触媒を組み合わせ、ヨーロッパの厳しいユーロ6d排出ガス規制をいち早くクリアした。

そこに組み合わされるトランスミッションは、新開発の8速デュアルクラッチ・トランスミッションの「8G-DCT」となり、様々な状況で最適なギアを選択することで、高い動力性能と優れた環境性能に貢献している。

新型GLA 4WDシステム

新型GLAの4マティック・システムは、前モデルとは異なり本格的なオフロード対応となった。

ドライバーがダイナミック・セレクトのスイッチを操作することで、前後トルク配分比を変えられるのが特徴。

前後トルク配分比は通常の「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」では70:30、「オフロード」では四輪駆動クラッチがセンター・デフロックのように働き、基本トルク配分は50:50となる。

どのモードでも連続的にトルク配分比を変化させることで、常に最適な駆動力を実現する。

「オフロード」モードを選択すると、下りの急坂を設定した速度(2~18km/h)で安全に下って行けるDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)も装備。またマルチビームLEDヘッドライトも「オフロード」選択時は車両の直前部を広く明るく照らすモードに切り替わり、障害物が発見しやすい配光とされる(AMGライン装着車に装備)。

新型GLA 装備

モデルごとに進化を遂げるメルセデス・ベンツの安全運転支援だが、新型GLAはSクラスと同等のシステムを採用している。

レーダーセーフティ・パッケージは高度化されたステレオ・マルチパーパス・カメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することが可能となり、機能が大きく強化された。

具体的な主な機能を記すと先行車追随停止・自動再発進機能、車線のカーブと先行車を認識して車間を維持してステアリング操作をアシスト、渋滞時緊急ブレーキ機能、アクティブ・レーンチェンジング・アシスト、アクティブ・ブレーキアシスト、緊急回避補助システム、アクティブ・ブラインドスポット・アシスト誤発進警告など最先端の装備は全て備わる。

実用性の高い装備としては、足をリアバンパー下部に差し入れるだけで開閉できるほか、リモコンキーでも開閉できる「EASY-PACK自動開閉式テールゲート」が標準で備わる。

新型GLA 価格・スペック

メルセデス・ベンツGLA 200 d 4マティック

スペックには欧州仕様値を含みます。

税込み日本価格:502万円
全長×全幅×全高:4415×1835×1620mm
ホイールベース:2730mm
乾燥重量:1710kg

パワートレイン:1949cc直4ディーゼル・ターボ
ギアボックス:8速DCT
最高出力:150ps/3400-4400rpm
最大トルク:32.6kg-m/1400-3200rpm

使用燃料:軽油
燃費(WLTC):16.5km/L

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みんなのコメント

2件
  • GLA 250 か 220d まで待ちかな。
  • 見ても乗ってもショボい、プアマンズ・ベンツ。
    それでも乗り出し600万円とか、まさに貧乏人のゼニ失い。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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