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F1パドックで注目集める角田裕毅、今季の躍動で3チームが獲得に興味。来季はレッドブル昇格狙いでRB残留か、それとも新天地?

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F1パドックで注目集める角田裕毅、今季の躍動で3チームが獲得に興味。来季はレッドブル昇格狙いでRB残留か、それとも新天地?

 角田裕毅は、レッドブル・レーシング加入を目指して2025年も現在のRBに留まる選択肢の他に、他陣営へ移籍するという選択肢も持ち合わせているようだ。

 角田はF1参戦4年目となる2024年シーズン序盤の7戦で5度の予選Q3進出。スプリントを含めれば5戦でポイントを獲得し、激しい中団グループ争いのトップに立つだけでなく、ドライバーズランキング10番手と上位5チームの一角に食い込むなど躍動している。

■角田裕毅の来季はどうなる? 今のところRBに”満足”も「RBやレッドブルよりも良いオファーがあれば考えてみる」

 こうした活躍から、角田は2025年以降に向けたドライバー市場で確固たるポジションを築いた。レッドブル・レーシングの姉妹チームであるRBと、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、来季も角田をRBで起用することを望んでいる。

「もちろん、(かつてのアルファタウリやトロロッソを含め)RBでレースをしてきたドライバー、そして現在RBでレースをしているドライバーの夢はレッドブルです」

 角田は当面の目標をそう語ったが、現時点で角田がレッドブル・レーシングで起用される兆候はないと考えられている。

 現在レッドブル・レーシングでドライブするセルジオ・ペレスは、2025年に向けてチームとの契約更新を望んでおり、来年のマックス・フェルスタッペンのチームメイト候補筆頭であることに変わりはない。

 RBに残留するとなれば、アルファタウリ時代から数えて2025年でチーム所属5年目となる角田。「僕らは他のチームより……先に進んでいます」と認め、今季RBがシーズン序盤に見せた進歩には満足していると語った。

 RBは角田の活躍もあり、コンストラクターズランキング6番手。チームの成長によって、角田がより冷静に将来を見据えることができるようになったのは間違いないだろう。

 開幕からミスのない一貫した走りを見せた角田は、7戦を終えた時点で既に2023年シーズンの総獲得ポイント数まであと2ポイントに迫っている。そして彼は先を見据えている。

 角田の成長はF1パドックも注目。既にハース、アウディ(ザウバー)、アルピーヌが角田の契約状況について問い合わせを行ない、2025年の獲得に具体的な関心を示していると囁かれている。

 角田は契約を結んでおり、マルコは来季も角田を確保するための選択肢を用意している。ただ、その行使期限は8月末までとされている。

 レッドブル・レーシング行きの選択肢にも今日、わずかに光が差しているように見えるが、より現実的な選択肢であるRBにとどまるか、これまで世話になったレッドブルファミリーからの離脱を受け入れるか……角田は今後の身の振り方を自分で決めることができる。

「今季は初めて、ユウキが一貫して速いということが証明された」とマルコは説明した。

「彼の最大の問題であった感情のコントロールもできている。公平を期すなら、彼は常に一発の速さを発揮してきた。今年は中国でのレースを除けば、一貫して速い。彼は彼の評価を変え、検討対象になった」

「レッドブルのシート? 2026年に彼がレッドブルのシートを獲得する可能性もあるが、全てはこれから評価されることだ」

 ただ角田としては、レッドブルとホンダがお互いの道を進む2026年からレッドブル・レーシングに昇格する可能性があるというパラドックスを抱えている。

 角田はレッドブルのジュニアドライバーというだけでなく、長くホンダの若手ドライバー育成プログラムで下位カテゴリーを戦い、現在もホンダ製パワーユニット(PU)を使用するRBに所属している。

 ホンダは現行PU規則が終了する2025年末までレッドブル陣営にPUを供給。新レギュレーションが到来する2026年からホンダはアストンマーティンに供給し、レッドブルは独自のPUをフォードと共に開発することとなっている。

 マルコは「ここ数年は彼をサポートしてきたし、面倒を見る必要があるだろう」と語り、角田のマネジメントに関してプライオリティがあると主要しているが、長い目で見ればアストンマーティンが角田の行き先であると考える者も少なくない。

 角田がアストンマーティン・ホンダに移籍するとなれば、最短でも2027年のこと。今は遠い未来のように思えるが、ドライバー市場においてはそれほど遠い話ではない。

 現時点で、角田にとって1番の問題は次の2年だ。2026年のレッドブル・レーシング昇格を願って来季もRBに残留するか、マルコに圧力をかけて陣営を抜け出すか……1年前なら、それも可能だったかもしれないが、今はシナリオが異なる。

 現在RBのベンチには、2025年に角田とコンビを組むと予想されるリザーブ・ドライバーのリアム・ローソン、スーパーフォーミュラ参戦中の岩佐歩夢、今季のFIA F2でランキング3番手につけているアイザック・ハジャーも控えているのだ。

 最後にひとつだけ考慮すべきことがある。ほんの3ヵ月前までレッドブル・レーシングのドライバー候補として注目を浴びていた、現在RB所属のダニエル・リカルドがシナリオ全体から消えていることだ。

 マイアミGPのスプリントを除き、今のところリカルドはレッドブルやRBの期待には応えられていない。F1ではたった2回の好結果で全てが変わる。もちろん、それが実現すればの話だが……。

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みんなのコメント

4件
  • sno********
    この記事が本当だとして、アウディならありかもだけど、今の状況ならRB残留が最善かなと思います。
  • tat********
    来年以降って、再来年の出涸らしみたいなレッドブル・フォードに昇格してもねぇ…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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