東京、京都、九州など日本各地で開催される『カフェカブミーティング』が、7月29日に初めて北海道にて開催された。会場となった洞爺湖畔の有珠山噴火記念公園には、120台ものカブが集まった。REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu) PHOTO●徳永茂(TOKUNAGA Shigeru)
主催者に伺ったところ、カフェカブをスタートさせた当初はかなりどハデなカスタムカブが多かったそうです。しかし回を重ねて参加台数が増えるほどに、いわゆるヤンチャ系のカスタムカブは減少し、自分の用途に合った実用カブが増えたとのこと。参加者それぞれの趣向が反映されたカブはどれも、実に個性的でアイデア満載。初開催となった北海道洞爺湖畔でのカフェカブパーティーでも、そんなユニークなカブたちが目立っていました。そんな中から「ありの~ままの~」を貫いている、ちょっとノスタルジックなカブたちを紹介してみましょう。
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水没から大復活!?の長生きカブ
知り合いから譲り受けたというスーパーカブC105は、水没しかけていて欠品だらけの姿をあえて残し、古ぼけた感じが特徴。普通はきれいに磨いて塗装しなおすところだが、サビだらけの車体にオーナーは味わいを感じているとのこと。このように外観は古臭いけれど、ちゃんと走れるようにとエンジンはOHCの90ccに載せ換え済み。バッテリーを含めて電装品も12Vに変更している。
リヤシートが割れる!?
オーナーさんと同い年の1964年式C105は、近所のおじさんが乗っていたものを父親が譲り受けたというシロモノ。子供の頃から身近にあったスーパーカブなので、愛着がとにかく強いとのこと。黒いボディは自分自身で塗装しきれいに仕上げたのだとか。フロントフェンダーに装着したウイングマークと、二分割式リアシートがこだわり。昔ながらの雰囲気を表現しているのが特色。
ボディの色あせもチャームポイント
1965年式のC100は、約3年前にフルノーマル状態で入手。53年を経ていたるところが色あせている感じがオーナーさんは味わいだと思っている一方で、奥さんからはおじいちゃんみたいなバイクだといわれているんだとか。ノーマルの状態で好調を維持するのがこだわりだが、リヤに取り付けたお手製の木箱が自慢のポイント。自身でステンシル塗装したこだわり品だ。
ハンターカブの先祖、帰国子女のTちゃん
カブを6台所有するというオーナーが、今回のカフェカブミーティングに持ち込んだのは1961年式のC100T。北米市場の要望から不整地で優れた走破性を発揮するトレイルモデルとして生み出されたもの。エンジンはC100と同じ49ccだが、エンジン出力ははこちらの方がやや高い。このモデルでは71丁のドライブスプロケットを装備し、高い登坂能力を発揮させます。しかし通常は、チェーンのコマを詰めてノーマルスプロケットで走行しているとのこと。
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