2018年、メルセデスはルイス・ハミルトンが11勝を挙げコンストラクターズ・チャンピオンを獲得したが、もう1人のドライバーであるバルテリ・ボッタスは未勝利に終わった。
シーズン前半はトラブルなどの不運によってポイントを失ったボッタスだったが、終盤4レースは全て5位に沈み、3位に位置していたドライバーズランキングを5位まで落としてしまった。
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「2018年は思うようにいかなかったから、新しいシーズンが始まることをとても嬉しく思う」とボッタスはチーム公式ウェブサイトのインタビューに答えた。
「2018年はかなりの批判を受けた。ただ結果的にそれは僕を後押ししてくれたからポジティブなことだったんだ」
「昨年学んだことは成長のために全て吸収する。昨年までは見出せなかったが、ポジティブなこともたくさんあった」
「僕はその全てを2019年のために利用する」
ボッタスは先日、Mスポーツの『フォード・フィエスタWRC』を駆って地元フィンランドでラリーデビュー。ステージ優勝を果たし、総合でも5位となった。
元F1ドライバーのニコ・ロズベルグは2013年から引退する2016年までの4年間、ハミルトンのチームメイトとしてメルセデスをドライブし、2016年にはハミルトンを下してワールドチャンピオンに輝いた。
そのロズベルグはボッタスに、タイトル争いを優位に進めるために2019年はハミルトンをより〝イライラさせる〟必要があると助言した。
昨年、ハミルトンの408ポイントに対し247ポイントと完敗したボッタスは「またみんなが0ポイントからシーズンを始められることにワクワクするよ」と語った。
「2019年は何かが起こるだろう。シーズンを有利に進めるためにも、持てる力を全て出し切りたい」
「シーズンはきっと面白くなる」
メルセデスは2014年から5年連続でドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの2冠を達成しており、特にここ2年は競争力を高めたフェラーリとセバスチャン・ベッテルを退けてきた。
そんな状況下で、2019年にシンプルなフロントウイングへの変更をはじめとする規則変更がなされることにボッタスは疑問符がつくという。
チームのファクトリーの雰囲気についてボッタスは「数週間前と何も変わっていない」と答えた。
「みんないつも懸命に働いてくれている」
「レギュレーションの変更については疑問だけど、みんながニューマシンのために出来る限りのことをしてくれているということは間違いない」
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