HKSからGRヤリス用「カーボンレーシングサクションキット」が新登場

吸気効率アップで走りのパフォーマンスを向上させる

　オリジナルマフラーやサスペンション、電子制御パーツをはじめコンプリートエンジンの設計・開発・製造などを行っているHKS（エッチ・ケー・エス）。新作アイテムとして、トヨタGRヤリス（GXPA16）の吸気効率を向上させて、走りのパフォーマンスアップを図る「カーボンレーシングサクションキット」（価格：9万6800円※税込）が発売された。

車種専用設計でパワー感とレスポンスアップが体感できる

　HKSのインテークシリーズにラインアップするカーボンレーシングサクションキットは、車種専用設計により吸気性能を最大限に引き出すアイテムだ。高効率エアクリーナー（スーパーパワーフロー）から、タービンのコンプレッサーハウジング（ターボ車の場合）までを交換することで、吸気抵抗低減による吸気効率の向上を実現。純正エアクリーナー＆サクションパイプに対して、明らかに異なるエンジンのパワー感とハイレスポンスが体感できるようになる。

　HKS社内のフローベンチテストでは、エンジン回転数6300rpm時の出力が267.6ps（196.8kW/純正）→274.1ps（201.6kW/カーボンレーシングサクション）へと6.5ps（4.8kW）向上、同3780rpm時のトルクが352.5N・m（純正）→369N・m（カーボンレーシングサクション）へと16.5N・mも引き上げられている（実測値）。

最適化されたサクションパイプが理想の吸気を実現

　インテークパイプは3K綾織のCFRP製パイプを採用することで、エンジンルームにレーシーさと高級感を演出。そのほか、パイプの内側にシリコンバッグを用いた高温・高圧による硬化工程を施し、滑らかなパイプ内面と高強度化を両立したほか、エアガイドを兼ねたヒートインシュレーター（CFRP製）によりフレッシュエアの導入を促し、安定した抜群のパフォーマンスを発揮させる。

　むき出しタイプのスーパーパワーフロー（エアクリーナー）には、湿式2層タイプを採用することで、集塵効率を損なうことなくセル寸法を大きく設計したことで、高い吸入効率と集塵能力を実現する。　ほかにもエアフローセンサーを取り付けるアダプターパイプにも、ブラックの結晶塗装を施し、CFRP製インテークパイプとのカラーコーディネートでエンジンルームの見栄えを格段に高めることが可能だ。

装着の際はスポーツマフラーとの併用を推奨

　なお、GRヤリス用「カーボンレーシングサクションキット」は、高効率エアクリーナー装置のため、純正に対して空燃比が変化することでエンジンセッティングにバラツキが生じる可能性がある。そのため、HKSではスポーツマフラーとの併用を推奨している。

【詳しくはコチラ】

https://www.hks-power.co.jp

Comments

かなり密閉度の高い隔壁を付けないとエンジンルームの熱気を吸う、大雨の時は水を吸う。
純正部品は良く考えられている。
いいのは吸気音が楽しめる。