コロナ禍の影響により、現在も外国人ドライバーや海外シリーズ参戦ドライバーの来日、再入国に支障が出ている中、先日WEC(世界耐久選手権)開幕戦に出場したタチアナ・カルデロンは、5月15日、16日にオートポリスで行なわれるスーパーフォーミュラ(SF)第3戦を欠場するようだ。
今季ThreeBond DragoCORSEからスーパーフォーミュラに参戦しているカルデロンは、それと並行してWECのLMP2クラスにもリシャール・ミル・レーシングから参加しており、同チームでベイツケ・ヴィッセール、ソフィア・フローシュと女性ドライバートリオを結成し、開幕戦スパではクラス8位に入った。そして彼女は今後、6月12日、13日に行なわれる第2戦ポルティマオまでヨーロッパに留まる予定となっている。
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なおSF第3戦におけるカルデロンの代役に関しては、昨季カルデロンが欠場した際に代役を務めた塚越広大が有力と見られている。
また、前述のWECポルティマオ戦の1週間後にはSF第4戦SUGOが、8月のル・マン24時間レースの1週間後にはSF第5戦もてぎが開催予定だが、このスケジュールでは現状、カルデロンは日本に入国してからレースウィークまでに14日間の自主待機期間を確保できないこととなる。そのため再入国に関する規制が緩和されない限り、カルデロンがこれらのレースに出場するのも厳しいと言わざるを得ないだろう。
こういった状況に関しては、カルデロンと同じくWECに参戦する小林可夢偉、中嶋一貴も同様だ。そのためオートポリス戦、あるいはそれ以降も、KCMGは小林に代わって小高一斗を、TOM'Sは中嶋に代わってジュリアーノ・アレジを起用することになる可能性が高い。小高は開幕戦から、アレジは第2戦から代役出場している。
その他に動向が気になるのは、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐。彼は先日行なわれたスーパーGT第2戦富士で病気療養からのカムバックを果たしたが、その際にSFオートポリス戦の出場可否について「出場したいがまだ分からない。このレースの後に判断することになるかもしれないが、問題ないはず」とコメントしていた。なお開幕2戦は笹原右京が牧野の代役を務めており、第2戦鈴鹿では初の表彰台を獲得した。
そしてKONDO RACNGのサッシャ・フェネストラズとB-Max Racingのイブ・バルタスについては、日本への入国が叶っていない状態であり、3戦連続の欠場が濃厚だ。B-Max Racingは第2戦から参戦準備が整い、松下信治の1台体制でレースに臨んだが、結果は13位に終わっている。
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