2月12日から13日にかけて、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ第1戦と第2戦の決勝レースがドバイ・アウトドローモで開催され、4号車オレカ07・ギブソンで参戦したニールセン・レーシング(ベン・ハンリー/マット・ベル/ロドリゴ・セールス組)が開幕2連勝を飾った。
“世界三大レース”のひとつに数えられるル・マン24時間レースへの自動招待枠を懸けて争われる、ル・マン・シリーズのアジア版であるAsLMSは、2022年も中東アジア地域で2月中に4つの4時間レースを行う“短期集中型”のシーズンとして実施される。その緒戦と第2戦の舞台となったのはドバイ・アウトドローモだ。
2月集中開催のアジアン・ル・マンが37台参戦のエントリーリストを発表。日本からはD'stationが参戦
LMP2とLMP3クラス、GT3カーが参戦するGTクラスの3クラス計36台がグリッドを埋めた2022年開幕戦は現地12日(土)16時30分、太陽が西の空に傾くなかでスタートを迎えた。予選でポールポジションを獲得したニールセン・レーシングの4号車オレカは、オープニングラップを首位で終えたものの2周目の最終ターン16でハーフスピンを喫し3番手に後退。グラフ・レーシングの39号車オレカ07、ハイクラス・レーシングの49号車オレカ07に先行を許してしまう。
しかし、ポールシッターの4号車オレカは約20分後に49号車を交わし2番手に浮上すると、最初のピットストップ後、2スティント目にレースをリードしていたグラフのマシンを攻略してトップに返り咲く。その後の3時間はトラブルなく周回を重ねた4号車が今季開幕戦のトップチェッカーを受け、チームとしてLMP2カテゴリーでの初優勝を挙げた。
一時トップを走ったグラフは、ニールセンから4周遅れの総合2位でLMP2プロ・アマクラス優勝を達成し、これにハイクラス・レーシングが続いた。プロ・アマ3位/総合4位はARCブラティスラバの44号車リジェJS P217・ギブソンだ。
最多23台がエントリーしたGTクラスでは、レース残り1時間半強でリナルディ・レーシングの55号車フェラーリ488 GT3 Evoをターン1で交わしてクラストップに立ったインセプション・レーシングの7号車マクラーレン720S GT3(ベン・バーニコート/オリエー・ミルロイ/ブレンダン・イリベ組)が開幕戦ウイナーに。
55号車フェラーリが5.384秒差のクラス2位。その約16秒後方ではオプティマム・モータースポーツの42号車マクラーレン720S GT3を0.725秒差で退けた、AFコルセの17号車フェラーリ488 GT3 Evoが3位表彰台を獲得した。
日本から参戦したD'station Racingの77号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3(星野敏/藤井誠暢/トム・ギャブル組)は、予選7番手からスタートするもレース序盤にアクシデントとペナルティがあり後退。最終的にクラス17位となった。
4台で争われたLMP3クラスは、3号車リジェJS P320・ニッサンと27号車リジェJS P320・ニッサンを投入したCDスポーツがワン・ツー・フィニッシュで開幕戦を制している。
■AFコルセ、残り8分でクラス優勝の権利を失う
翌13日(日)の第2戦は前日よりも1時間遅い17時30分にスタートが切られ、ふたたび4号車オレカがポールからホールショットを決める。開幕戦を制したニールセン・レーシングがこのレースでも強さを発揮し、ハイクラス・レーシングに1周差をつけてポール・トゥ・ウイン。週末2連勝を飾った。また、ニールセン・レーシングはLMP3クラスでも3号車リジェJS P320・ギブソン(トニー・ウェルズ/コリン・ノーブル組)がクラス優勝を果たしている。
LMP2プロ・アマを制したのは総合2位となったハイクラスの49号車オレカで、クラス2位/総合3位はグラフ。ARCブラティスラバがクラス3位/総合4位となった。
GTクラスはレース最終盤、AFコルセの17号車フェラーリと同門のリナルディ55号車が接近戦を演じるなかで、ヴァンサン・アブリルの17号車にトラックリミット違反によるドライブスルー・ペナルティが下ったことで勝敗が決した。
この結果、フィニッシュまで残り7分あまりでトップに立った、リノ・マストロナルディ/デビッド・ペレル/ダビデ・リゴン組55号車フェラーリがクラス優勝を飾り、17号車はインセプションの7号車マクラーレンを間に挟んでクラス3位となっている。予選16番手から日曜のレースをスタートしたD’station Racingはクラス10位でフィニッシュした。
アジアン・ル・マン・シリーズの次戦第3戦は2月19日(土)、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される。最終戦は翌20日(日)、同じくヤス・マリーナ・サーキットが舞台だ。
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