■乗り心地はそのままに、かつてないコーナリングスピードを実現
自動車用アフターパーツメーカーのHKS(エッチ・ケー・エス)は、欧州車向けの車高調整式サスペンション「VIITS」シリーズの新製品として、アバルト595用「VIITS SUSPENTION R for ABARTH 595」を2023年7月10日に発売すると発表しました。
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「VIITS SUSPENSION R」は、「VIITS SUSPENSION」をベースに、より走行性能に重きを置いたサーキットスペックな車高調とのことです。
サーキット走行ユーザーや、もっとレスポンス良く走りたいというユーザーに向け、専用スプリングである「LVS(LowVibrationSpring)」と高性能フルードである「SRF(SuperResponseFluid)」を組み合わせることによって、しっとりとした乗り心地はそのままに、かつてないコーナリングスピードを実現したといいます。
本車高調は、ベースとなったVIITSサスペンションの走りの良さを伸ばしつつも質感を犠牲にしないバランスを目指して開発され、その開発コンセプトとしてHKSは「ハイグリップラジアルタイヤを使いきれる剛性感」、「クイックなハンドリングでも破綻しない安定感」、「(サーキットへの)行き帰りも自走できる乗り心地と質感」、「ドライビングが楽しくなる軽快感」の4つを挙げています。
フロントサスペンションのポイントとしてHKSは、専用設計の2wayピロアッパーマウントを採用することにより、キャンバー調整機構に加えキャスター調整も可能になったといいます。その結果、ダンパーを取り外すことなく、キャスター調整が可能となり、細かなアライメント調整を実現し、個体差によるキャスター左右のバラつきを補正することが可能になったとしています。
また、ロアブラケットは補強プレートを備えた高剛性タイプを専用に新設計し、専用ショートスタビリンクを採用することによりローダウン時の取り付け角度を補正。さらに、ハイスピード域の減衰力をカットし乗り味を革新的に変える「PVS(プリロードバルブシステム)」を採用することによって、無駄な動きを抑制したとのことです。
さらに、減衰力調整ニードルの形状を見直し、オイル流量を変化させリリーフ通路を拡大した「WRニードル(ワイドレンジニードル(減衰力調整機構))」を採用。減衰力30段調整のダイヤル変化量をソフト方向へ拡大することで、よりソフト方向へのセッティング幅を拡大し、街乗り移動時など、ソフト方向の乗り味改善のチューニング幅を広げたとのことです。
一方リアサスペンションのポイントとしてHKSは、フロントサスペンション同様に「PVS」および「WRニードル」を採用することにより、ダンパーセッティングの幅を拡張させたほか、線形から巻き数、形状までこだわり抜いた専用スプリングを採用することで、低速時の突き上げの少なさと高負荷時のしっかり感を両立させたとしています。
また、アバルト595に専用設計した「ADVANCED BUMP RUBBER」を採用することで、リアの突き上げ改善に取り組み、最適な荷重特性を実現させたとのことです。
バネレートは、フロントが157N/mm(16kgf/mm)、リアが93N/mm(9.5kgf/mm)。価格は45万6500円(税込み)です。
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