次世代電動スーパーカー 英国で一般公開
レクサスは、LFAの精神的後継車となる電動スーパーカーを、英国で開催中の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で公開した。2030年までの発売を目指し、開発が進められている。
【画像】LFAの精神を受け継ぐ次世代スーパーカー【レクサス・エレクトリファイド・スポーツをライバルと写真で比較】 全110枚
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、毎年6月~7月に開催されている英国最大級の自動車イベント。今年は6月23日から26日にかけて開催される予定だ。レクサスは電動スーパーカーのほかに、新型SUVの「RZ」と、「UX 300e」の改良型を展示する。
英国で一般公開された、レクサスが開発中の次世代電動スーパーカー「エレクトリファイド・スポーツ」
AUTOCAR
この電動スーパーカーは、トヨタとレクサスが昨年発表したEVコンセプトカー15台のうちの1台で、「エレクトリファイド・スポーツ」と呼ばれている。レクサスは、2030年までにすべてのセグメントでEVを展開し、中国、欧州、北米ではEVのみを販売、2035年にはICE車の販売を終了する予定である。
LFAのスピリットを受け継ぐEVスポーツカー
コンセプトは「LFAの開発で培った走りの味、つまり『秘伝のタレ』を受け継いだバッテリーEVスポーツカー」とされている。新型車の開発で得た経験は他のEVにも活かされ、レクサスブランドのダイナミックな走りを強調するための一翼を担う。
レクサスのチーフ・ブランディング・オフィサーである佐藤恒治氏は、「バッテリーEVであっても、走りの味を追求していく姿勢は変わりません。その終わりのない追求は、今後スポーツ・バッテリーEVの開発を通じて、次のステージに向かっていきます」と述べている。
レクサスは、0-100km/h加速のタイムを「2秒台前半」、航続距離を「700km以上」にすることを目標としている。また、全固体電池を早期に導入する可能性がある。
デザインは現在販売されているレクサスのどのモデルとも似ておらず、EVでありながら長いボンネットを特徴とし、キャビンとリアの間に特徴的なシルエットを持っている。また、空力に特化しているであろうパーツの数々、エアインテーク、ロープロファイルタイヤが装着されており、サーキットでの使用を想定していることが伺える。
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