まるでアニメのような電動ルーフ機構も
オープンカーというスタイル自体は定番だし、開放感は抜群で、人気のジャンルだ。サッと開けて、颯爽と走り出す……、と言いたいところだが、世の中にはユニークな開き方をするオープンカーが過去にあった。もともとはソフトトップが基本とはいえ、イギリスの古いモデルでは骨を立ててからそこに幌を張るという面倒ものがあったりしたし、タルガトップやTバールーフなどは珍しくなかったものの、当初はなんとも中途半端なものだと思った覚えがある。同じように、電動メタルルーフというのも当初は驚愕したものだ。今回は、ビックリな開き方をするオープンモデルをまとめてみた。
屋根の開閉でひと苦労! せっかくのオープンカーなのに開ける気がおきないクルマ3選
1)ホンダCR-Xデルソル
日本史上、いや世界的に見てもユニークすぎるのが、こちらだ。手で脱着するグレードもあったが、真骨頂はトランストップという電動オープン。スイッチひとつで開閉できるのだが、トランクからステーというかホルダーが競り出てきて、ルーフを迎えに行ってそれをそのままトランクに収めるというギミックはすごかった。
当たり前だが、機構的には繊細で、ホンダから借りた広報車では故障して途中で止まってしまった思い出がある。ちなみに途中で止まってしまったときの緊急用に手動操作用のハンドルは用意されていた。
2)スズキ・カプチーノ
軽スポーツABCのうち、Cにあたるのがスズキのカプチーノ。ビックリというよりも凝った方式を採用していて、4ウェイオープントップという贅沢なもの。メタルトップで、クローズド、Tバー、タルガ、フルオープンの4つが楽しめた。
3)日産エクサ
日産の伝説的ユニークモデルがこちら。前席の頭上はTバールーフで、なんと後席も屋根というか、サイドウインドもすべて取れるので、正真正銘のフルオープンが楽しめた。
海外はユニークなスタイルのオープンカーが数多い
4)ルノー・ウインド
海外のほうがユニークなスタイルが多いが、比較的最近なのがウインド。デルソル的にトランクが開いて、そこに自動でメタルルーフが収まるのだが、ただスライドするのではなく、180度ひっくり返るという荒技だった。
5)シトロエンC3プルリエル
C3はシトロエンのBセグに属するコンパクトカーで、全体のデザインはフランスらしくて、ポップな感じだった。そのオープングレードがプルリエルで、センター部分は通常の電動ソフトトップで、リヤに格納が可能。これだけではユニークでもなんでもないが、サイド部分のフレームを外すとフルオープンになるというギミックがあった。この部分は手動で行ない、なんと外したフレームを積むところは車内にはないので、ガレージに置いておくしかないという、なんともな感じだった。
6)ルノー・カングービボップ
フランス人は日光浴が好きというが、オープンモデルは確かに多い。カングーにもユニークなものがあって、それがビーポップ。前席の頭上はただのガラスルーフで、注目はラゲッジの上。テールゲートのガラスが下がりつつ、ルーフ自体がごっそりと前にスライドして、ラゲッジ部分だけオープンになるという、ピックアップ的なオープンカーと言っていい!?
番外編 ジープなど
ジープやスズキ初代ジムニー、バモスホンダなど、幌を外すと残っているのはフロントガラスだけ。ドアもなくて、真のフルオープンだった。今考えればとてもユニークだし、安全基準的に今後は絶対に出てこないスタイルだ。
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