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「ホンダロゴなのになんで3ナンバー?」タイプRをも喰らう1.8LフルチューンVTEC搭載のGA3!

掲載 更新
「ホンダロゴなのになんで3ナンバー?」タイプRをも喰らう1.8LフルチューンVTEC搭載のGA3!

B18C型のVTECを搭載する3ナンバー仕様のロゴ!

格上のVTECスポーツマシンすらも喰らう戦闘力!

「ホンダロゴなのになんで3ナンバー?」タイプRをも喰らう1.8LフルチューンVTEC搭載のGA3!

三重県のトップフューエルといえば、ホンダ車×ターボのイメージが強い名門チューニングショップだ。しかし、もともとは“車種/仕様”に捕らわれない幅の広いカスタム&チューニングを得意としており、ある意味“マイナー車の駆け込み寺”的な存在だったりもする。

ここで紹介するGA3ロゴは、まさにトップフューエルのそうした一面を体現した1台だ。

まずエンジンは、DC2インテグラタイプRのB18Cを換装。内部はEK9純正ピストンを流用して圧縮比をアップ。さらに戸田レーシングの4連スロットルやハイカム(300度 12.5mmリフト)を採用し、約250psを発揮する。

ちなみにB18Cの換装にあたっては、スペースなどに問題はなかったもののエンジンマウント等はイチから作り直しとなったそうだ。バッテリーは重量バランス改善のために室内へ移動している。

制御にはDC2インテグラタイプR用のパワーFCを使用。多連スロットルを活かすため、スロポジ制御を行っている。

駆動系も徹底チューン。ロゴには5速MTの設定もあるが、この車両はAT仕様だった。そこで、EFシビックのワイヤー式ミッションを換装してマニュアル化しているのだ。

リンケージはインテグラ用の長いものをロゴに合わせて加工。このあたりの流用チューニングは、あらゆる車種を手がけるトップフューエルだからこそのテクニックと言える。

ドライブシャフトはインテグラ用を短縮加工。ハブ&ナックルは、オーナーからの「114.3の4穴がいい」という要望に応えるカタチでHR-V純正を移植している。

サスペンションはシルクロード製の特注車高調をセット。ブレーキシステムはスプーン製だが、ザンネンながらロゴ用の設定はないため、他車種用を加工流用した。

エクステリアもフルで手が入れられている。前後バンパーは純正加工だが、リップスポイラーとサイドステップはロゴ用市販品を延長加工。リヤウイングはスターレット用がベースだ。ボディはもともと黒だが「ただの黒じゃおもしろくない」と、トヨタ・サーフの純正色にラメを入れてオールペンした。

ワンオフブリスターフェンダーにより、全幅は1645mm→約1800mmに拡大。エンジン換装、定員変更などとともに公認申請され、3ナンバーを取得している。

インテリアのメイキングも凄まじい。室内を覆う12点式ロールケージはピラー留めやガゼット補強など溶接で装着。その他、フロアバーやプチスポット補強などボディはガチガチの剛ボディで仕上げられているのだ。

タイプRをも超える戦闘力を秘めたホンダロゴ。それは、オーナーの情熱とトップフューエルの技術力が作り上げた、まさに究極のコンパクトチューンドと呼ぶに相応しい存在だ。

●トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL:0598-56-5880

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