ヤマハが今年1月に来季のライダーラインアップを決定したことによって、MotoGPの来季に向けた移籍市場は既にオープンされて久しい。
スズキも早々にアレックス・リンスとジョアン・ミルとの契約を更新し、ホンダも王者マルク・マルケスとの関係を長期間に渡って固めている。そんな中でまだ動きを見せていないのがドゥカティだ。
■ドヴィツィオーゾ、KTM移籍にも現実味? ドゥカティとの契約交渉は”停滞中”
ドゥカティはヤマハが契約したファビオ・クアルタラロなどの若手に興味を持っていたとされているが、そうしたライダーは既に契約済み。自陣営の中から来季以降の大勢を整える必要がある。
そして現在プラマックに所属するジャック・ミラーが、来季のファクトリー入りが有力だと考えられている。
ミラーは昨シーズン5度の表彰台を獲得し、ランキング8位を記録。インディペンデントライダー内では2番目の好成績だった。当初は2020年のファクトリー昇格を目指していたが、昨年はダニーロ・ペトルッチが地元イタリアで見事に優勝を果たしたこともあり、ミラーがもう1年間プラマックに留まることになっていた。
プラマックチーム代表のフランチェスコ・グイドッティは、ドゥカティがシーズン再開前にラインアップを固めたいと考えていることで、ミラーが来シーズンファクトリー入りする可能性が高いだろうと予想している。
「最も論理的かつ普通な状況は、ジャックがファクトリーチームへ行くことだろう」
グイドッティはMotoGP公式サイトにそう語った。
「(プラマックが)厳しい2018年を過ごした後、昨シーズン彼はとても良いポテンシャルを示したと思う。大きな一歩を踏み出したんだ。彼は既にファクトリーチームへ入る準備ができている」
「ジャックに関してだが、彼らは交渉をしているが、私の知る限りではまだ完了していない。しかしもちろん両者は契約を結ぶ意向があり、締結は近いと思っている」
昨年KTMは、離脱したヨハン・ザルコの後任としてミラーにオファーを出していた。グイドッティはミラーがそれを断り信頼を示したことにドゥカティが報いたいと意識していると考えている。
「昨年、ジャックはKTMが多額のオファーを出したときに去っていたかもしれない。しかし彼はここに留まった。仮に金額がもっと少なくてもね」
「つまり彼は技術的な側面に非常に満足しているということだ。彼はドゥカティのバイクが好きで、良いフィーリングを感じている」
ドゥカティとミラーは、アンドレア・ドヴィツィオーゾとの交渉が停滞しているこの時期に、ファクトリーチーム加入を巡る交渉を行なっている。
ドヴィツィオーゾのマネージャーを務めるシモーネ・バッティステラは金銭面での相違が残る中、ドゥカティから具体的なオファーを受けていないと明かしている。
ドヴィツィオーゾとドゥカティの交渉が決裂した場合、ペトルッチはファクトリーチームのシートを確保することになるかもしれない。ただ、彼の将来についてはスーパーバイク世界選手権への転向も噂されている。
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みんなのコメント
ドヴィチオーゾとペトルッチのどちらが移籍するにせよ順当だと言える。
だが流石にドヴィチオーゾの流出はドカティにとって最大の痛手。
ドカティのマシンの最大の理解者。
だがよく考えてほしい。
ドヴィチオーゾでもかなりの年数を要した。
ロッシ、クラッチロー、メランドリはお手上げで勝つ事すら出来なかった。
そこで思い出して欲しい。
ロレンソを。
2年目で勝っている。
ロレンソが乗りこなせなかったのではない事を。