スバルは4日、「レガシィ アウトバック」と「レガシィB4」に改良を加え、10月5日に発売すると発表した。今回の改良では、運転支援システム「アイサイト」の機能充実に加え、サスペンションやパワステにも改良を加え、安全性と操縦安定性の向上を図った。あわせてデザイン変更も行った。
今回の改良の目玉は、運転支援システム「アイサイト」の機能を充実させたこと。新たに加わった「後退時自動ブレーキシステム」は、ソナーセンサーが障害物を検知するとナビゲーション画面への表示や警告音、自動ブレーキを段階的に行うもの。
また全車速域追従機能付クルーズコントロールの車速域を0-120km/hへと拡大し、将来的な高速道路の制限速度引き上げに一足先に対応した。
さらに、フロントグリルと助手席ドアミラーに装着されたカメラの映像をディスプレイに表示するフロント&サイドビュモニターや、ハイビーム照射時に対向車・先行車への眩惑を防ぐアダプティブドライビングビームを「アイサイトセーフティプラス」として展開。ステアリング連動ヘッドランプも搭載し、ドライバーの運転負荷の軽減を図った。
走行性能に関わる改良としては、サスペンションのチューニングの見直しや電動パワーステアリングの改良により、フラットな乗り心地と安定感あるリニアなハンドリングを追求したとのこと。またエンジン部品の軽量化やフリクションの低減、制御の見直し、リニアトロニックチェーンの改良など多くの部品の見直しを行った。
デザインについては、フロントグリルやフロントバンパー、ヘッドライト、リアバンパーのデザインを見直し、アウトバックは上質さと力強さを強調。B4は上質かつスポーティなデザインを追求するなど、両者の個性を際立たせた。またボディカラーに新色の「ワイルドネスグリーン・メタリック」と「クリムゾンレッド・パール」を設定した。
インテリアは、センターパネルのデザイン変更をはじめ、インストルメントパネルへのダブルステッチの採用、ステアリングホイールの小径化などの改良を行った。また後部座席にUSB電源を追加し、スマートフォンの充電を行えるようにした。
価格(消費税込)は、以下の通り。
・アウトバック:329万4000円
・アウトバック リミテッド:356万4000円
・B4:302万4000円
・B4リミテッド:324万円
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