現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「GRヤリス」は劇的進化!? 本格スポーツモデルを新旧徹底比較

ここから本文です

トヨタ新型「GRヤリス」は劇的進化!? 本格スポーツモデルを新旧徹底比較

掲載 更新 6
トヨタ新型「GRヤリス」は劇的進化!? 本格スポーツモデルを新旧徹底比較

■新型「GRヤリス」は実質的な先代モデルから劇的進化!?

 トヨタは、同社のスポーツカーブランド「GR(Gazoo Racing)」の新型スポーツコンパクトモデル「GRヤリス」を2020年1月に公開しました。購入希望者に向けた先行予約は既にスタートしています。

【新型ヤリスの燃費がスゴい!】新基準の最新燃費ランキング

 そんなGRヤリスの実質的な先代モデルとしては「ヴィッツGRスポーツ“GR”」(以下、「ヴィッツGR」)があたりますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

 3代目「ヴィッツ」は2010年12月に発売されましたが、それから約9年後の2020年2月にトヨタはヴィッツをフルモデルチェンジしたうえで、海外名の「ヤリス」に車種名を統一しました。

 そのため、ヴィッツGRのベースとなる3代目ヴィッツと、GRヤリスのベースとなる「ヤリス」は、じつは旧型モデルと新型モデルの関係にあたるクルマたちです。

 2020年1月に開催された東京オートサロン2020で世界初公開されたGRヤリスは、ウェブ上にて特別仕様車「RZ ファーストエディション」と「RZ ハイパフォーマンス ファーストエディション」の先行予約が開始。

 予約開始から2週間での予約台数は約2000台にのぼりました。

 なお、GRヤリスの発売は2020年夏とまだ先となっているものの、ヴィッツGRはすでに販売を終了しています。

※ ※ ※

 GRヤリスとヴィッツGRにはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。

 GRヤリスのボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1460mmです。

 一方、ヴィッツGRのボディサイズは全長3975mm×全幅1695mm×全高1490mmで、GRヤリスの方が全長・全幅が大きく、全高が低くなっています。

 乗車定員にも違いがあり、GRヤリスは4人、ヴィッツGRは5人です。

■2車種のボディやエンジンはどう違う?

 搭載されるパワートレインにはどのような違いがあるのでしょうか。

 GRヤリスに搭載されるエンジンは1.6リッター直列3気筒ターボで、最高出力272馬力/最大トルク370Nmを発揮します。

 組み合わされるトランスミッションは6速MTで、駆動方式はトヨタが「GR-FOUR」と銘打つ4WDシステムが採用されています。

 ヴィッツGRは、最高出力109馬力/最大トルク138Nm(MT車)を発揮する1.5リッター直列4気筒が搭載されます。

 搭載されるトランスミッションは5速MTと10速スポーツシーケンシャルシフトマチックを採用した専用CVTです。専用CVTには全日本ラリー参戦車両のノウハウも注ぎ込まれており、スポーティなセッティングとなっています。駆動方式はFFです。

※ ※ ※

 パワートレインと並んで走行性能を左右するものにボディ剛性がありますが、2台はどのように違うのでしょうか。

 GRヤリスは、軽量・高剛性なTNGAプラットフォームを採用しているうえ、5ドアから専用ボディの3ドアに変更され、ベースモデルから大きく強化されています。

 そのうえ、カーボンルーフやアルミ製エンジンフード/ドアパネル(左右、リア)を採用して軽量化。一般的なコンパクトカーの領域を超えたボディを実現しているといえるでしょう。

 なお、製造は専用の「GRファクトリー」で、熟練の技術者の手によっておこなわれます。これも、超高剛性化の実現に貢献しています。

 ヴィッツGRシリーズは全8項目のボディ補強などを実施。そして「“GR”専用チューニングサスペンション+SACHSアブソーバー」や「スポーツブレーキパッド(フロント・リア)」なども奢られ、通常仕様のヴィッツから性能が大きく強化されています。

※ ※ ※

 2020年3月現在、事前予約を受け付けているGRヤリスの価格(消費税込、以下同様)は、RZ ファーストエディションが396万円、RZ ハイパフォーマンス ファーストエディションが456万円です。一方、ヴィッツGRの価格は233万5300円に設定されていました。

 GRヤリスはヴィッツGRと比べて大きく価格が向上していますが、エンジンスペックをはじめさまざまな部分でパワーアップしていることを考慮すると、約400万円からという価格も妥当といえるでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
くるまのニュース
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
バイクのニュース
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
AUTOCAR JAPAN
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
Auto Messe Web
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

204.4269.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索
ヤリスハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

204.4269.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村