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ルクレール、マラネロ初訪問は親友ビアンキと一緒だったと明かす「いつかここに入りたいと夢見た」

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ルクレール、マラネロ初訪問は親友ビアンキと一緒だったと明かす「いつかここに入りたいと夢見た」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、フェラーリに移籍した1年目の2019年シーズンを、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを上回るドライバーズ選手権4位という成績で終えた。だが、F1では今も学び続けているのだという。

 ルクレールは、フェラーリの公式ツイッターとインスタグラムに投稿されたQ&Aのなかで、フェラーリ1年目に得た最大の学びは何だったかとファンから尋ねられ、「忍耐だ」と語った。

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「以前はなかなか身につかなかったことだ。でもフェラーリに加わって、それは必要なことだと学んだ。あらゆることが一度に身につくことはないからね」

「セバスチャンやチームのスタッフという最高の実力者たちから、少しの我慢が必要だということを学んだ。気持ちを落ち着けるには多少時間がかかる。だから、時には待つことが必要だし、多分僕はせっかちな性格だったと思う」

 とはいえルクレールは、移籍1年目の戦い方を今後も変えるつもりはないという。

「何かを変えるつもりかって? いいや。過去に犯したミスから学んで、ドライバーとしての今の僕がある。だから何も変えるつもりはないよ」

 ルクレールは、初めてマラネロを訪れたときの気持ちについても質問された。現在22歳の彼の脳裏には、2019年にチームに合流したときよりもはるか以前の記憶が呼び覚まされたようだ。

「ずいぶん前のことだ。11歳か12歳で、僕はジュール・ビアンキと一緒だった。マラネロに到着したけれど、パスを持っていなかったのでフェラーリには入れなかったんだ」

「会社を外側から眺めて、とても感動したことを覚えているよ。いつかここに入りたいと夢見たものだ。今はもう少し門戸が開かれているはずだけれどね」

「僕は2015年に(フェラーリ・ドライバー・アカデミーに)加わった。あれは特別な瞬間だった。恥ずかしさと高揚感とを覚えながら、父親と一緒にマラネロに行ったんだ。素晴らしい日だったし、僕のキャリアでも一番のクライマックスだった」

「フェラーリのドライバーになって1年が経過した。レーシングスーツや赤いシャツを着るたびに特別な気分になるし、いまだにこのチームにいることが信じられないよ」

 複数の言語を話せるルクレールは、ファンからの質問にも英語とイタリア語で答えた。なかには、イタリア語を最初に学んだのはいつか、という質問があった。

「実際は、自然に話せるようになっていったんだ。僕が小さかった頃の80%はイタリアでカートレースに費やした。だから、メカニックと話すだけでもイタリア語を身につけるしかなかった」

 ルクレールは今回のQ&Aを自宅で収録した。部屋の背景には過去のレースで獲得したトロフィーや使用したヘルメットが並んでいる。他の全員と同様、彼も現在は新型コロナウイルスによるパンデミックでロックダウンの環境下にいるのだ。そして最終的にレース再開が決まったときには、完全に準備が整い、かつ意欲に満ちた状態で臨めるように、今できることをやっているのだという。

「自宅にはさまざまな器具がそろっている。自転車やトレーニング用のウェイトを使っているし、ここモンテカルロでは、毎日1時間、屋外で体を動かすことも認められている。最適とはいえないまでも、良いことだよ」

「今も数多くの応援を(オンラインで)もらっている。すべてに返事を書くことはできないけれど、メッセージは読んでいるよ。とてもうれしく思っている。シリーズ再開に向けてトレーニングを続けるうえで、モチベーションが上がるんだ」

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