ルノーに代わりアルピーヌとして若手を育成
アルピーヌF1チームは、若手ドライバー育成プログラム「アルピーヌ・アカデミー(Alpine Academy)」が、2021年にサポートする5名のドライバーを発表した。これまでルノーが主体になって運営されてきた「ルノー・スポール・アカデミー」に代わって、6年目となる2021年からはF1チームを運営するアルピーヌがレーシングドライバーを育成することになる。
マクラーレンの最新作「アルトゥーラ」詳報! 驚異のパワーウェイトレシオを実現した新世代PHEVスーパーカー
昨年から引き続きサポートされる、クリスチャン・ルンガー(Christian Lundgaard)、チョウ・グアンユー(周冠宇)、オスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)、カイオ・コレット(Caio Collet)の4名に、ビクター・マーティンズ(Victor Martins)が復帰。5名がF1直結のアルピーヌ・レーシングから様々なサポートを受けることになる。
2020年シーズンは3名がF2、2名がF3に参戦
2021年シーズン、中国出身の21歳・周冠宇は3年目となるF2に参戦する。周は昨シーズンのロシア・ラウンドでF2初勝利を達成しており、中国本土出身者として初めて国際フォーミュラレースで勝利したドライバーとなった。 昨年に引き続き参戦チームはユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシングとなる。
デンマーク出身、19歳のクリスチャン・ルンガーはアカデミー最長の在籍5年目。F2初参戦となった2020年シーズンは優勝2回、表彰台4回と輝かしい成績を残しており、2021年も引き続きARTグランプリからF2へのエントリーが決まった。
オーストラリア出身の19歳、オスカー・ピアストリは2020年シーズンのFIA F3シリーズで2勝を挙げてチャンピオンを獲得。2021年はついにF2にステップアップし、プレマ・レーシングからの参戦が決まった。
残るふたりは、2020年のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップのチャンピオンでフランス出身19歳のビクター・マーティンズと、同シリーズ2位に入ったブラジル出身18歳のカイオ・コレット。ふたりはMPモータースポーツのチームメイトとしてFIA F3へステップアップ。マーティンズは2018年にアカデミーに参加しており、2年を置いて復帰を果たした形だ。
成績優秀者はF1ドライブのチャンスも
アルピーヌ・アカデミーのディレクターを務めるミア・シャリズマンは、2021年のアルピーヌ・アカデミーについて、次のようにコメントした。
「2016年にルノー・スポール・アカデミーとしてプログラムをスタートして以来、アカデミーは成長の重要な段階に入っています。昨年、それぞれが参戦するカテゴリーで合計17勝を挙げ、ふたつの王座を獲得しました」
「2021年シーズンのF2にはコンペティティブな3名のドライバーが参戦します。全員が勝てるポテンシャルを持ったドライバーです。周にとってはシリーズ3年目であり、彼の経験とポテンシャルを結集してタイトルを獲得する時期が来たと信じています。昨シーズン、非常に高い才能を見せてくれたクリスチャンにもタイトルを期待しています。一方、F2初参戦となるオスカーも昨年F3の栄冠を手にしたことで、自信を持ってステップアップできるでしょう」
「フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ王者のビクター、そして準優勝のカイオという、F3ドライバーの組み合わせも強力です。ビクターを再びアカデミーに迎えることができてとても嬉しく思っています。アカデミーのドライバーたちは、アルピーヌのF1プログラムにおいて、何が彼らを待っているのかを知っています。最高のパフォーマンスを発揮した者には、必ずチャンスが訪れるはずです」
アルピーヌのローラン・ロッシCEOも、アカデミー・メンバーへの期待を隠さない。
「アルピーヌ・レーシングとしては初となる、6年目のアカデミー・ドライバーを発表でき、心から誇りに思います。若手ドライバー育成プログラムは、レースチームのDNAの一部です。これまで同様、アカデミーはF1チーム直系の恩恵を受けることになります」
「アカデミーの目標は、若いドライバーを育成し、F1ドライバーへと推し上げていくこと。この目標の達成に向けて、これまでと同様にチームとしても努力を続けていきます。F2とF3に参戦する若手ドライバーたちが、アルピーヌを代表してますます力をつけていく姿を見守っていきたいと思います」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント