ヒュンダイ・モータースポーツは1月13日、2020年のWRC世界ラリー選手権に投入する新型ヒュンダイi20クーペWRCを公開した。トヨタから移籍した2019年チャンピオンのオット・タナクは「マシンのファーストインプレッションは素晴らしいものだった。チームとともにタイトルを争えると確信している」とコメントを残している。
2019年シーズン、ヒュンダイは4名のドライバーをラウンドごとに入れ替えながら戦う戦略を採り、最終的にトヨタに対し18ポイント差をつけてマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得。WRCで初めて栄光を手にした。
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新シーズンに向けては、そのトヨタから2019年王者のタナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組が移籍。ティエリー・ヌービル/ニコラス・ギルソウル組とともにシーズン全14戦にエントリーする。
また2019年は1勝を挙げたダニ・ソルド、WRCで9年連続チャンピオンに輝いているセバスチャン・ローブも引き続きチームに残留。このふたりはラウンドごとにマシンをシェアしながらシーズンを戦っていく。開幕戦にはローブがエントリーする。
チームが投じる2020年型i20クーペWRCは、2019年型からリヤウイングの形状が変更されているほか、排気口の位置もマシンリヤ中央へと変更されている。ルーフ部分に備えられたベンチレーターも形状が変わっている。
マシンカラーリングについては淡いブルーを基調にレッド、濃いブルーを織り交ぜるヒュンダイワークスカラーを踏襲しているものの、細かな部分でデザインが変わっている。
トヨタから移籍したタナクは「ヒュンダイ・モータースポーツという新しい家に溶け込む時間を作ることができたし、温かい歓迎を受けた」とコメント。2020年シーズンへの展望を次のように語っている。
「チームを変えたあとも同じパフォーマンスを維持するのは簡単なことではないけれど、いまのところ僕たちは正しい方向へ進んでいると思う。チームとしてはマニュファクチャラーズタイトルを獲得していて、WRCで王座を掴めるだけのパフォーマンスがあると証明されている」
「マシンのファーストインプレッションは素晴らしいものだった。チームとともにタイトルを争えると確信している」
2019年はタナクとチャンピオンを争ったヌービルは「4年連続でドライバーズランキング2位を獲得してきた。次こそ僕たちの番だ」と悲願のドライバーズタイトル獲得へ意思を示した。
「ライバルは才能に溢れたクルーばかりだから簡単な戦いではないことは分かっている。だけど、僕自身はどんなチャレンジングな状況でも速さと安定性、柔軟さを発揮してきた」
「これまで培ってきた経験とハードワークの成果として、ヒュンダイ・モータースポーツと一緒にタイトルを手にしてみせる」
チームプリンシパルのアンドレア・アダモも「2019年は素晴らしい成功を収めた年だったが、そのことは忘れ、2020年には新たな気持ちで挑む。我々の目標は明快で、シリーズ全戦で優勝を争い、ドライバーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトルを獲得することにある」としている。
ヒュンダイのライバルであるMスポーツ・フォード、TOYOTA GAZOO Racing WRTはすでに体制発表と新型マシンお披露目を終えているため、これで全チームの発表が終了。あとは 2020年のWRCは1月23~26日に第1戦モンテカルロでの開幕を待つのみとなった。
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みんなのコメント
マシンの戦闘力なら「ヤリスWRC」の方が上だが、今シーズンのヒュンダイは、ドライバーに投資してきている。
特に、タナクは昨季、個人タイトルを獲っただけに脅威。
トヨタはオジェを中心に、まずはドライバーズタイトルを狙った闘いをしてほしい。