GT-R、300km/h超ドリフトで世界記録更新

日産自動車は7日、「GT-R」によるドリフト走行で、新世界記録を樹立したと明らかにした。同社は今月4日、新たな世界記録の達成を予告するアナウンスを行ったが、その内容はドリフト走行による世界記録の更新だった。

近年のプロドリフト競技を見れば明らかなように、プロドライバーによるドリフト走行の速度は驚くほど速い。彼らのフィールドではただ走りが派手なだけでは勝利を手にすることはできず、危険を顧みずに限界を超える探究心が、競技での勝敗を決め、観客を魅了するのだ。

映像に登場するチューンドGT-Rは始めに直進走行で350km/hまで速度を上げたのちに、超高速スライドを開始する。直線でスライド走行を行う、いわゆる直ドリで、300km/hを超える304.96km/hというトテツもない速度記録を達成した。

ドライバーは、全日本プロドリフト選手権で2015年にGT-Rでチャンピオンに輝いた川畑真人選手。これまで世界記録はポーランドの選手が保持していたが、日本のドリフト界のスター選手が世界記録の更新を達成した。