この記事をまとめると
■東京オートサロン2023のBBSブースをリポート
なんと「シャコアゲ」クラウンまで登場! 「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」のトヨタ&レクサスブースが圧巻【東京オートサロン2023】
■新素材FORTEGAを仕様した新型ホイールを発表
■従来の鍛造アルミホイールに比べて10%の軽量化が可能という
F1の名を冠したマグネシウムホイールも展示
オシャレは足もとからというセオリーは、じつはカスタムカーにも当てはまる。エアロパーツや車高調サスペンション、あるいはチラ見せのマフラーエンドといったディーテールに「佇まい」をもたらしてくれるのは足もとのホイールだけである。それは、カスタムの黎明期から、現在に至るまで連綿と引き継がれてきた文化と言っても過言ではないだろう。
そんな文化の牽引者としていつの時代もトップランナーの座を守り抜いてきたのがBBSにほかならない。一時代を築き上げただけでなく、多くの追随者を生み出したメッシュデザインや、モータースポーツの最高峰F1での業績など、彼らの活躍や業績は今回のオートサロンでも余すことなく展示されている。
プレスカンファレンスで発表されたのはFORTEGAという新素材を用いた新型ホイールだ。1983年には、超大型鍛造マシンで超超ジュラルミン鍛造ホイールを開発して世界をあっと言わせたBBSだが、今度は来るべきEV時代に向けた軽量ホイールに向けて動き出したのだ。これは、従来の鍛造アルミホイールに比べ、約10%もの軽量化を実現しているという。また、軽量化に加え強度の向上も果たしているため、デザインの自由度まで上がったという。会場ではポルシェ・タイカンに装着されているので、ぜひチェックしてほしい。これを見れば、2023年中にリリースされるFORTEGAの新製品に期待も大きくふくらむはずだ。
さらに興味深い新製品が「F1コンセプト」と名付けられた新デザインのホイールで、こちらはF1レースにホイールを独占供給するBBSだからこそ実現できたもの。鍛造マグネシウム製で、軽さと剛性を兼ね備えるのはもちろん、研ぎ澄まされたデザインの美しさは見逃せない。
このほか、BBSのブースにはさまざまなタイプのホイールが展示されているが、注目はハイエースやクロカン系SUV向けにプロデュースされた「RT-X」だろう。鍛造アルミホイールのピュアな美しさ、そしてBBSらしい機能美に満ちたディテールなど、欲しくなるユーザーも続出するだろう。また、超超ジュラルミン鍛造ホイールの「FR-D」に新たな加飾が施され、唯一無二だった美しさがより一層際立つことになった。
なお、BBSでは愛車にBBSホイールをフィッティングできる着せ替えアプリ「BBS WHEEL FITTING」をリリースしている。購入前に装着イメージが楽しめるなど、オートサロンを訪れるのとあわせてシミュレーションをしてみるのもおすすめだ。
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