フルモデルチェンジで、よりいっそう快適に! 何と、 選択式のトラクションコントロールまで搭載されている!
125ccや150ccのスクーターはヨーロッパでも人気のカテゴリー。歴史ある町並みには石畳が残っていることも多く、大径ホイールのスクーターが主流となっています。
その中でも人気があるのがホンダのSHシリーズ。高級ハイホイールスクーターの一大ブランドとして欧州で君臨し続けています。
11月5日に開幕したEICMA2019(ミラノショー)で、ホンダはこの絶対的なSHシリーズの最新モデル「SH125i」と「SH150i」を発表しました。フルモデルチェンジです!
新設計エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」をホンダのスクーターとして初搭載しています。
4バルブ化による出力向上と、Hondaのスクーター初となる油圧式カムチェーンテンショナーリフターの採用によりフリクションの低減を実現した、とのこと。これから世に出るガソリン車としては欠かせない環境性能も高い水準となっています。
フレームも新設計。燃料タンクはをフロア下に移動に配置されました。これにより、シート下ラゲッジボックス容量を拡大(18Lから28Lに!)。大きなリアキャリアも標準装備のようなので、荷物を運ぶのは得意中の得意でしょう。
取り回しも今まで以上に楽になり、高速走行での操縦安定性も増したという、いいことづくめです。
さらに、灯火器類はフルLED化、USBソケットを標準装備、新設計のLCDメーターも採用。
そしてこれがすごい、Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)が付いています! 125ccや150ccのスクーターにトルコン(トラコン)が備わっているだなんて、少し前では到底考えられないものでした。
これはぜひ日本でも! と願います。しかし、残念ながら11月5日に日本のホンダが発表した「日本での販売予定車」からは漏れていました。ただ「125」もあることですし、可能性は捨てきれません。
続報が入れば、すぐさまお知らせします!
レポート:西野鉄兵
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