■値上げラッシュの中、100万円以下で買えるクルマも
最近のクルマにはナビやオーディオはもちろんのこと、自動運転支援技術なども装備され、自動車の機能が年々拡充されています。
それに伴い、クルマの価格も徐々に高くなっているのも事実です。
【画像】「えっ…!」これが財布に優しいクルマ達です(26枚)
一例として、2023年に国産車の中で一番の販売台数を記録したホンダ「N-BOX(エヌボックス)」を挙げると、2011年当初に発売した初代モデルは119万8000円からなのに対し、2024年5月現在のモデルでは164万8900円からと、なんと45万円以上の値上げとなっています。
一方で、現行モデルであっても「思った以上に安い」という印象を持つクルマも中にはあります。
今回は、現在販売されているお手頃なクルマの中でも、特に財布に優しい国産車を3車種紹介します。
●ダイハツ「ミライース」(車両本体価格:86万0200円から)
2024年5月現在、日本で購入できる国産乗用車において最も安いクルマが、このミライースです。
ミライースはダイハツの軽自動車で、初代モデルは2011年9月に発売。
現在販売されている現行モデルは、2017年5年にフルモデルチェンジを経て登場した2代目にあたります。
パワートレインは最高出力49ps・最大トルク57Nmを発揮する、0.6リッター直列3気筒エンジンを搭載し、これにCVT(無段変速式)を組み合わせています。
一番安いモデルはグレード「B」の2WD仕様で、価格は86万0200円(税込)からとなっています。
なお、衝突被害軽減ブレーキやコーナーセンサーなど、安全運転支援機能が装備されるひとつ上のグレード「B “SAIII”」でも、92万6200円(税込)と、100万円を切る価格設定になっています。
●スズキ「アルト」(車両本体価格:106万4800円から)
アルトの歴史は長く、初代モデルは1979年5月に発売されました。
その後も時代にあわせた機能や性能を進化させ、40年以上にわたり多くのユーザーに支持されており、2016年12月12日には国内累計販売台数500万台を達成しています。
現行モデルで9代目となり、2021年12月に発売され今に至ります。
9代目アルトでは質感とプロポーションにこだわり、エッジの立った角ばりを強調しつつどこか愛らしいデザインが特徴的です。
パワートレインは最高出力49ps・最大トルク58Nmを発揮する、0.6リッター直列3気筒エンジンに、歴代アルト初となるISG(モーター機能付発電機)とリチウムイオンバッテリーのマイルドハイブリッドシステムを搭載。
これにCVT(無段変速式)を組み合わせています。
一番安いモデルは、グレード「A」の2WD仕様で、価格は106万4800円(税込)からとなっています。
●スズキ「ワゴンR」(車両本体価格:129万4700円から)
ワゴンRは、「乗る人を最優先し、快適で使い勝手のよいパッケージを追求」というコンセプトで1993年9月に初代モデルが発売されました。
現在ではスペース効率を重視したフォルムで、ワゴンにも迫る広さを実現している軽自動車が当たり前のような存在になっていますが、元祖軽ワゴンとして一大ムーブメントを巻き起こしたのが、このワゴンR。
現行モデルで6代目となり、2017年2月に発売されました。
パワートレインは最高出力49ps・最大トルク58Nmを発揮する、0.6リッター直列3気筒エンジンを搭載しています。
トランスミッションはCVT(無段変速式)の他、なんと5速MT(マニュアルトランスミッション)も選択可能です。
一番安いモデルは、グレード「FX」の2WD・5速MT仕様で、価格は129万4700円(税込)からとなっています。
※ ※ ※
ちなみに今回紹介した3台の国産車は、車両本体価格が安いだけではなく、軽自動車のため税金も安く抑えられ、さらに燃費もWTLCモードで全車20km/L超えと、維持費も財布に優しいクルマといえます。
しかしクルマを購入する時には価格以外にも、デザインや大きさ、乗り心地など、人によって注目するところは様々でしょう。
その中で、経済的なクルマが欲しい時に是非参考にしていただければ幸いです。
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