MotoGP第10戦フランスGPの予選では、母国戦のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が見事ポールポジションを獲得してみせた。一方、ポイントランキング2番手でクアルタラロを追うジョアン・ミル(スズキ)は苦戦し、Q1敗退。14番手に留まった。
クアルタラロとミルは現時点ではわずか8ポイント差。予選で大きく差がついた今回は、クアルタラロにとってチャンスと言えそうだ。
■MotoGPフランス予選:クアルタラロ、母国戦で“特別な”ポールポジション獲得
ただクアルタラロは「ライバルのミルについては考えていない」と語り、ベストを尽くすだけだと主張している。
「うん、彼ら(ドゥカティ勢)がスタートでとても強いことはわかっている。だけど僕らも上手くスタートを切ることができると思うよ」
フロントロウに並んだドゥカティ勢とミルについて訊かれたクアルタラロは、そう口を開いた。
「だからそこについては全然考えていないんだ。ベストを尽くしていくつもりだよ。最初のセクターでは僕はかなり良い。だから1周目に良い形にできるよう可能な限りベストを尽くしていく。どうなるか見てみよう」
「それから正直に言って、ミルについては考えていない。単にレースを楽しみたいと思っているんだ。僕らには表彰台や優勝を争える素晴らしいペースがあると思うから、落ち着いて、最善を尽くすよ」
「それが明日に向けて、チャンピオンシップ以上に僕が考えていることだ」
ミルがQ1敗退を喫したスズキは、チームメイトのアレックス・リンスもQ1敗退とかなりの苦戦を味わっている。
スズキの弱点が予選であることは明らかで、彼らは今季1度もフロントロウを獲得できていない。
今回の舞台となるブガッティ・サーキットは冷涼な気候となったが、彼らはタイムアタック時にソフトタイヤから最大のパフォーマンスを引き出すことができず、ミルはセクター1だけで0.5秒もタイムをロスしていた。
「僕らは改善しつつあるように見えるけど、十分じゃないんだ」と、ミルは言う。
「明日に向けては改善の余地が残されていると思う。でも現実として、僕らはかなり後方からのスタートになる」
「その部分(予選)を改善しようと作業を進めているけど、フロントタイヤの温度について、今のところ苦戦してしまっているんだ」
「セクター1で多くのタイムを失った。それは最初の左コーナー(ターン3)でバイクを減速しきれないからだ。フィードバックがなくて、それ以上プッシュしようとすると、フロントを切れ込ませすぎてしまうだけなんだ」
「これは本当に厳しくて、0.5秒という大きなタイムをセクター1で失っている。ただ良いニュースもある。他のセクターでは僕らは速いんだ」
「僕らは速く走れるけど、セクター1に向けた改善策を見つける必要はあるということだ。0.3秒、それか0.2秒をそこで改善できれば、明日はかなり良いレースができると思う」
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