元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが2023年のF1を振り返り、アルファタウリの角田裕毅を”最も成長したドライバー”に選んだ。
パーマーは2014年のGP2でストフェル・バンドーンを破ってチャンピオンとなり、2016年にルノーからF1デビュー。当時のルノーは大低迷期であり、2年間で入賞は2回のみに終わりF1シートを失うこととなったが、その後はイギリスのテレビ局でF1解説者を務めるなど活躍している。
■2023年F1チームメイトバトル:アルファタウリ「角田裕毅のチームメイトがコロコロ変わる異常事態。しかし安定感増した角田……来季は飛躍の1年に?」
そのパーマーが2023年のF1を振り返り、F1公式サイトに寄稿。その中でパーマーは、角田裕毅を最も成長したドライバーに挙げた。
角田は2023年がF1で3年目。チームメイトがニック・デ・フリーズ→ダニエル・リカルド→リアム・ローソン→リカルドと目まぐるしく変わる中、安定したパフォーマンスを発揮。決勝では22戦中13戦での先行に留まったが、予選では22戦中16勝でチームメイトを圧倒した。獲得ポイントでは、チームの総獲得ポイント25のうち、17を角田ひとりで稼いだ。
「ピエール・ガスリーが離れ、角田のチームメイトにはニック・デ・フリーズが加わった。しかしアルファタウリには、かなりの空白が生まれるはずだった」
そうパーマーは語った。
「しかしユウキは素晴らしいステップアップを見せ、チームリーダーを初めて務めることになった。ペースと安定性の両方で素晴らしいモノを示した」
「回転ドアのようにチームメイトが出入りする激動の1年を通じて、彼はチームの主力を務め続けた。メキシコで、リカルドがチームにとっての今季最高成績を残したかもしれないが、それでも角田は、予選のレースの両方で、リカルドに対して優位に立っていた」
そしてパーマーは、2024年も角田が2023年のような力強い活躍を見せれば、リカルドに変わってレッドブル昇格の候補に名乗りを上げる可能性もあると指摘する。
「2025年に向けては、ダニエルとレッドブルの関係について多くの噂が流れている」
「角田はまた素晴らしいシーズンを送り、この話題に加わる可能性があるだろうか?」
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