F1第2戦エミリア・ロマーニャGPのフリー走行3回目が、イモラ・サーキットで行なわれた。トップタイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンで、2番手以下に大きな差をつけた。
現地の気温は11度、路面温度20度と肌寒いコンディションでセッションスタート。セッション序盤は、アルファロメオやハース勢のみが周回する時間が続いた。
■メルセデス、イモラでセットアップ面に大きな進歩? ボッタス「前進したと実感ができた」
コース上に台数が増えてきたのはセッション開始から15分ほどが経ったころ。初日から好ペースを見せているフェラーリ勢がトップタイムを更新し合っていった。
FP2でトラブルに見舞われ、あまり走行できなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)やメルセデス勢がソフトタイヤを履いてアタックに向かおうとしたタイミングで、ウイリアムズのニコラス・ラティフィがターン6でコースオフ。タイヤバリアにクラッシュしてしまった。これで赤旗が掲示されたが、ラティフィはフロントウイングにダメージを負いながらも自走でピットへ。すぐにセッションが再開された。
セッション折り返しを過ぎ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)やフェルスタッペン、さらに角田裕毅(アルファタウリ)がトラックリミットの違反でタイム抹消を受ける場面も。そんな中でソフトタイヤを履くフェルスタッペンを、ミディアムタイヤでピエール・ガスリー(アルファタウリ)が上回った。
残り20分を切ると、各車が新しいソフトタイヤに履き替え、予選に向けた最後の確認へ。各車のアタックにより、タイムシートの序列は次々と入れ替わっていった。
最終的にセッションを首位で終えたのは、フェルスタッペン。1分14秒958を叩き出し、後続に0.4秒以上の差をつけた。FP2では周回を重ねることができなかったフェルスタッペンだが、前評判通りの速さを見せつけた。セッション終了後、フェルスタッペンはポールポジションでスタート練習を実施。そんなところからも、予選に向けた自信が伺えるようだ。
2番手はマクラーレンのランド・ノリス。マクラーレン陣営からは、あまりイモラはマシンに適していないという声も聞こえてきているが、開幕戦から好調を維持。予選を前に好位置につけた。チームメイトのダニエル・リカルドは13番手と沈んでいるが、アタックをまとめることができれば上位に上がってくるだろう。
ハミルトンは3番手。フェルスタッペンからは0.5秒以上離された。バルテリ・ボッタスはリヤを滑らせるシーンもあり8番手となったが、予選ではギヤをさらに一段上げてくるはず。その真の速さがフェルスタッペンまで届くか、予選の大きなトピックだと言える。
レッドブルのセルジオ・ペレスは0.593秒差の4番手。後ろにはフェラーリのシャルル・ルクレールが迫っており、抜きにくいコース特性と決勝に向けた戦略を考えると、フェラーリ勢の前には出ておきたいところだ。
好調続くアルファタウリのガスリーは6番手だが、これはミディアムタイヤで出したタイム。予選ではさらなるペースアップが見られるだろう。角田裕毅は11番手。チームメイトの速さや、彼のセクタータイムを見るとトップ10に入るパフォーマンスはあるはず。アタックをうまくまとめられるかが課題となる。
9、10番手にはアルピーヌ勢が続いているが、中団チームのタイム差は非常に僅差。Q3に進出するパフォーマンスを持っていたとしても、ワンミスでQ1敗退する可能性も十分ある。白熱の予選が展開されることになりそうだ。
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