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飯田レーシングファクトリーGS1200SS(スズキGS1200SS)大人のオールドスタイルは'80年代の雰囲気で【Heritage&Legends】

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飯田レーシングファクトリーGS1200SS(スズキGS1200SS)大人のオールドスタイルは'80年代の雰囲気で【Heritage&Legends】

ベース車両より20年も前のカスタム的雰囲気を作り込む
スズキGS1200SSは2001年に、耐久レーサーのヨシムラ・スズキGS1000Rをモチーフとして現れた油冷モデルだった。マイナーチェンジ1回、カラーは通算3タイプ(ブラック、ヨシムラ・レプリカ的な赤×黒、スズキファクトリー的な青×白)で2004年には生産を終えたことを考えれば、現役当時の人気はそれほど…、という印象だった。

ところが、2眼式ヘッドライトを持つハーフカウルによるスパルタンなスタイル。加えてワイルド感のある油冷エンジン、アルミフレーム登場以前の往年のレーサーを彷彿させる鉄フレームという仕様は、ここへ来て人気が高まっているようだ。

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この車両は、そんなGS1200SSをベースにしたカスタム。’80年代車両の雰囲気が好きだというオーナーに合わせて各部に手が入れられている。あえてベースよりもよりGS1000Rに寄せた単眼タイプヘッドライトとした社外カウルへの変更を初めとして、4ピストンと2ピストンという違いこそあれ、GS1000Rも装着していたAPレーシング製のブレーキキャリパーや当時の形状を今に再現したサンスター・ネオクラシックディスク。また4-1集合マフラーやスタビライザーを加えたスイングアームなど、各部パーツはその雰囲気を浮き出させるために使われる。

2000年代に入って生産されたGS1200SSに、あえてそれより20年も前の車両の雰囲気が、うまく作り込まれているというスタイル。しかも単に古くするのではなく、機能は今=生産から20年後の新しいものを取り込むという配慮も忘れない。もちろん、生産後の経年に対してはしっかりしたメンテナンス、場合によって再構築といったメニューを用意し、追加/変更パーツ、もちろんノーマル部分の機能のそれぞれが生きるようにされている。これはこの車両に手を入れた飯田レーシングファクトリー・飯田さんが20年近くGS1200SSに乗ってきた経験も大きく生きているがゆえの点だ。

外観をもう一度見てみると、マット(つや消し)ブラック×グロス(つやあり)ブラックのブラックツートーンカラーが施されている。このパターンも、じつはモチーフ車に合わせたもの。こうした点からもオールドスタイルへのこだわりがしっかり今流に昇華されているで、見ていくほどになるほどと感心が深まっていくのだ。

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Detailed Description 詳細説明
刀鍛冶製アッパーカウルキットに合わせてデイトナ・セパレートハンドルを低めの位置に装着するが、長身のオーナーには問題なし。ヘッドライトはスフィアライト製LEDを装着。外装カラーはGS1000Rのパターンをマットとグロスのブラックツートーンで表現する。

フロントマスターはブレンボRCSコルサコルタ、クラッチマスターもブレンボRCS。ハンドルまわりのボルト類もワンオフ製作している。

エンジンは1156ccのGS1200SSノーマルで、プロト製ラウンド13段オイルクーラーを組み合わせる。バッテリーケースやオイルキャッチタンクステー、ヒューズボックスはワンオフ製作した上でシート下に集中してマウントされるが、同店ではこうした作りも得意とする。

全体のブラックのトーンに合わせてキャブレターもブラックボディのFCRφ39mmを装着。ファンネルもブラックをセレクトした。

フロントフォークはGS1200SSノーマルをベースにφ43mmインナーチューブをチタンコーティング、アウターチューブにはシルバーのダイヤモンドコートを施している。フロントブレーキまわりはAPレーシング製4ピストンキャリパー+サンスター・ネオクラシックディスクの組み合わせ。

ステップまわりは、シンプルなデザインのアグラス製アルミ削り出しキットに換装。

スイングアームはGS1200SSノーマルに下側スタビ加工。前後ホイールはGS1200SS同様の3.50-17/5.50-17サイズだが、3本スポークデザインはGS1000Rのダイマグ3本スポークに変更、中空スポークは'80年代当時の先進感さえも醸し出している。リヤブレーキはノーマルだ。マフラーは4-1集合でアルミ円筒サイレンサーも当時感を作り出す。

取材協力:飯田レーシングファクトリー
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部
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みんなのコメント

4件
  • ネオクラレーサーをモチーフにするのは現在は流行ってるけど、ずいぶん前にスズキはやってたんだよね。
    スズキは早過ぎか遅過ぎなモデルが多い。
  • 小さなシートカウルの下にヒューズボックスをまとめるのは手が掛かりそうですね、見えない部分も作り込まれてそうですね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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