現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【デトロイトモーターショー2019】スバル、2.5Lターボ/346psのSTI「S209」がアメリカデビュー

ここから本文です

【デトロイトモーターショー2019】スバル、2.5Lターボ/346psのSTI「S209」がアメリカデビュー

掲載 更新
【デトロイトモーターショー2019】スバル、2.5Lターボ/346psのSTI「S209」がアメリカデビュー

デトロイトモーターショー2019

スバルSTIは2019年1月14日、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)でアメリカ市場で初となるSモデル、「S209」を発表した。スバルは中期経営計画でスポーツ・サブブランドのSTIモデルをグローバル展開することを明らかにしていたが、スバルの本命市場であるアメリカで、ついにSモデルを発売することになった。

【豆知識】操縦とステアリングについて考える


これまでアメリカ市場でのSTIチューンドモデルは「WRX STI Type RA」と「BRZ tS」が販売されていたが、STIコンプリートチューニングカーのSモデルは今回の「S209」が第1号車となる。 現地でのデビューのキャッチフレーズは「日本から愛を込めて(From Japan with Love)」である。




ベース車両は2019年型WRX-STIだが、アメリカ仕様のためEJ25型を搭載する。あらゆるシチュエーションで安心して気持ち良くアクセルを踏むことができる最適なパワーを目指し、専用チューニングを実施。エンジン組み立てはこれまでのSモデルと同様に桐生工業で行なわれる。

ターボはより大径のHKS製を装備し、最高過給圧は1.24barに高めている。大出力のEJ25型エンジンのため、専用設計の鍛造ピストンや鍛造コンロッド、強化バルブスプリングを採用。吸気系は専用の大型エアクリーナーや専用吸気ダクトを採用し、吸気抵抗を抜本的に低減している。排気系にも大口径テールパイプを備えた専用設計の低背圧マフラーを装備する。これらを専用ECUで制御することで、最高出力は歴代STIモデル最高となる346ps(開発目標値・トルクは未発表)を発揮。また日本仕様と同様にインタークーラーウォータースプレイ(パドルスイッチ式)を装備することで高負荷時でも熱による性能低下を抑制する。

タイヤは歴代STIモデルで最大の幅を持つダンロップ製265/35R19サイズのハイグリップタイヤにBBS製19インチ×9Jの鍛造ホイールを組み合わせて装備。シャシーは専用開発のビルシュタイン(フロントは倒立、リヤは正立)ダンパーと専用コイルスプリング、強化ブッシュを組み合わせる。ブレーキはフロントがブレンボ製6ポット・キャリパー、リヤがブレンボ製2ポット・キャリパーを装備。またセンターデフはDCCDを採用している。

265サイズのタイヤのため、オーバーフェンダーで拡げた専用ワイドボディ、ワイドトレッドとなっているのも日本のSモデルと異なる点だ。さらに、ニュルブルクリンク24時間レース車両で実証されたSTI製のフレキシブル・タワーバーやドロースティフナーといったSTI独自のフレキシブル補強パーツも装備。

また軽量化と車体剛性を高めるカーボン製ルーフを採用。エアロパーツはフロントアンダースポイラー、フロントバンパーサイドカナード、ドライカーボン製大型リヤウイングを装備し、ダウンフォースを増大させることで、高次元のハンドリング性能を実現している。

インテリアは、STIロゴ入のスターターボタンやメーターパネル、インパネ加飾パネル、レカロ製シート、シルバーステッチのウルトラスウェード巻ステアリングホイールなどを備えている。またコネクテッド機能を持つスターリンク7.0インチ・マルチメディアオーディオも装備している。

なおディカラーは、WRブルー・パール(ホイール色:マットグレー)、クリスタルホワイト・パール(ホイール色:マットゴールド)の2色をラインアップしている。

「S209」は2019年内にアメリカ市場で販売する計画だという。チューニング内容から見て台数限定の販売となる見込みだ。




▼デトロイトモーターショー2019

スバル STI 関連情報
スバル 関連情報
STI 公式サイト
スバル モータースポーツ 公式サイト

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
乗りものニュース
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
レスポンス
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
AUTOSPORT web
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
AUTOSPORT web
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
motorsport.com 日本版
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
くるまのニュース
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
VAGUE
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
レスポンス
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
ベストカーWeb
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
WEB CARTOP
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
AUTOCAR JAPAN
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
レスポンス
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
ベストカーWeb
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
くるまのニュース
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ベストカーWeb
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
WEB CARTOP
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
motorsport.com 日本版
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

452.1485.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

85.01588.0万円

中古車を検索
WRX STIの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

452.1485.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

85.01588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村