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アルファロメオ伝統のモデル名が復活。ハイパフォーマンスセダン「ジュリアGTA」がドイツ勢と真っ向から張り合う

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アルファロメオ伝統のモデル名が復活。ハイパフォーマンスセダン「ジュリアGTA」がドイツ勢と真っ向から張り合う

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループのアルファロメオは3月2日、スポーツセダン「ジュリア」のハードコアバージョンとなる「ジュリアGTA」および「ジュリアGTAm」を発表した。

GTAは、アルファロメオ伝統のネーミング。今回発表された新生ジュリアGTAが積むユニットは、トップグレード「クアドリフォリオ」と同じ2.9リッター V6ツインターボをベースとしつつ、アクラポヴィッチ製のチタンエキゾーストや、キャリブレーション(ファインチューン)により30psの上乗せとなる最高出力540psを発生。

一方で、「GTA=Gran Turismo Alleggerita(軽量グランツーリスモ)」のネーミングどおり、ドライブシャフト、ボンネット、ルーフ、フロントバンパー等をカーボンファイバー製とすることにより、クアドリフォリオ比でマイナス100kgと軽量化も徹底された。

エクステリアには、F1由来のテクノロジーを惜しげなく採用。ザウバーエンジニアリングとの協業により開発されたエアロキットが空力性能を一段と引き上げ、ハンドリング向上のため、前後輪のトレッドも50mmワイドにセッティングされている。レーシングマシンさながらの20インチ・センターロックホイールにも注目だ。

さらに、サーキットメインで使用するオーナーをターゲットに、軽量化を徹底した「GTAm」も用意された。こちらは、リアシートを取り除き、代わりにロールケージを装備。フロントシートは6点式シートベルトを備えたバケットタイプとされ、サイドとリアのウインドは軽量なポリカーボネート製に交換されている。これらの結果、車重は1,520kgまで削減され、パワー・ウェイトレシオは2.82kg/馬力を達成。0-62マイル(約100km)/h加速も3.6秒と圧倒的な俊足だ。もちろん、公道走行可能なことはいうまでもない。

ドイツ製ハイパフォーマンスセダンと真っ向から張り合うジュリアGTA。その生産台数はGTAとGTAmをあわせ500台と発表されており、即完売は必至だろう。

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