今年からレプソル・ホンダのチームマネージャーを務めるアルベルト・プーチは、ヤマハのバレンティーノ・ロッシはもはや最高峰クラスのベンチマークではなく、それを受け入れられずにいると語った。
最高峰クラスで7度チャンピオンに輝き、MotoGPのレジェンドと称されるロッシ。2014年から3年連続でランキング2位になるなど、いまだ一線級のライダーだが、タイトル獲得は2009年が最後となっている。
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当時チームメイトだったホルヘ・ロレンソに5ポイント及ばず、8度目のタイトルを逃した2015年に、ロッシはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との関係を悪化させた。マレーシアGPで両者が接触した際、ロッシがマルケスを蹴ったように見えたことから、ロッシは最終戦バレンシアGPで最後尾スタートのペナルティを受け、タイトルを逃すことになったのだ。
両者の関係は徐々に修復されていったが、今年の第2戦アルゼンチンGPで2人が再び接触。マルケスがインに突っ込む形でロッシを転倒させてしまい、再びその関係が冷え込んでしまった。
プーチは、両者の関係悪化はロッシに責任があると考えているようだ。
「バレンティーノは素晴らしいライダーだった」とプーチはスペインの『daily La Vanguardia』に語った。
「彼のことを、私は尊敬している」
「彼の年齢(39歳)を考えると、彼は依然として執念を持っているし、速く走る才能を持っている。勝てないということを受け入れていないんだ」
「だが、彼の時代は終わったということを受け入れるという、難しい時間を過ごしている。時々、彼のやり方は正しくない場合がある」
「私はマルクがラインから外れたのを見ていないし、ロッシに対して悪意あることは何もしていない。常にレースインシデントだった」
「私はロッシを尊敬しているが、人生には何事も時期というものがある。そして好むと好まざるとに関わらず、マルクがナンバー1なんだ」
アルゼンチンGPでの接触で転倒したロッシは、マルケスに対し批判的な態度を取った。レース後、マルケスはプーチと共に謝罪に向かったが、ロッシの付き人であるウーチョ・サルッチが威圧的な態度でこれを拒絶。サンマリノGPの記者会見では、マルケスからロッシに握手を申し出たが、ロッシがこれを断っている。
「バレンティーノ側から生み出された批判的な流れについて、マルクは全く気にしていない」とプーチは続けた。
「反対に、我々は彼らの行動に弱点があると感じている」
プーチは、まだ25歳と若いマルケスを完璧なライダーに”極めて近い”と賞賛した。
「マルクは、自分がスーパースターであるかのようには振る舞わない。彼は、自分ではない誰かのふりをすることはないんだ」
「彼は謙虚であり、他人の話に耳を傾ける好奇心を持ち、他人を尊敬している。彼がバイクに乗っている時は、本当に素晴らしい。彼はフルスピードで走るようにプログラムされたマシンだ」
「完璧なライダーというものは存在しないが、彼はそれにかなり近い。完璧というのはベストな存在だが、彼はベストだ。彼の年齢を考えれば、まだ成長の余地がある」
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