カーデザイナーの名門学校の生徒が制作
ニッサンの次世代デザイナーが生んだユニークなコンセプトモデル「GT-R(X) 2050」は、やがてやってくるはずの完全自動運転時代を見据えた意欲作。既存の自動車の概念を覆すカタチを作り出したのは、韓国ソウル出身のジェボム・チョイだ。
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ニッサン・デザイン・アメリカ(NDA)のインターンシップに参加したチョイは、数多くの著名カーデザイナーを輩出してきたカリフォルニアの名門「アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン」の学生。チョイのインターンが始まってすぐに新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大、社会そのものが大きく変っていく中で生まれたアイデアが「GT-R(X) 2050」だった。
うつぶせで乗り込むシングルシーター
「NDAでのインターンシップを1月にスタートして、約2ヵ月間は会社のプロジェクトに携わっていました。その後はCOVID-19のために在宅勤務となり、自分で考えていた“ビジョン ヒューマノイド”プロジェクトを進めたりしていたんです。だから、NDAがGT-R(X) 2050のフルサイズモデルを作らせてくれるなんて思ってもいませんでした」
完成したのは全長3m弱、全幅1.5mちょっと、全高は1mに満たないコンパクトなシングルシータースポーツ。この“X”型の狭い車体に、ドライバーは手足を伸ばしてうつぶせになって乗り込むというのだから、なんとも斬新なドライビングポジションだ。ちなみに、このクルマのドライバーはスーパーバイクのライダーよろしく、身体にぴったりとフィットしたドライビングスーツとヘルメットを身につける必要があるという。チョイはこのクルマを「ウェアラブルマシーン」と呼ぶ。
脳の信号を車載コンピューターが検知
GT-R(X) 2050にはコクピットが存在しない。車体とドッキングするヘルメットを装着したドライバーの脳はコンピューターと接続され、脳からの指示により車両の挙動をコントロールするため、クルマと人間はまさに“一体”になって移動する。下を向いていても周囲の風景はVRにより投影される。「人間が乗り込む車両ではなく、マシーンと人間がひとつになれる新しいカタチを作りたかったんです」と、チョイは語る。
いかにも未来的なコンセプトモデルだが、現行GT-Rのデザインキューも随所に採り入れている。全体的な塊感やパネル面の表現、Vモーションシェイプ、そしてNISMOを象徴する赤いストライプのアクセントも配置した。
2020年、ヒト型ロボットやイヌ型ロボットが徐々に市民権を獲得し、ウェアラブルなパワースーツの開発もあちこちで進んでいる。「ウェアラブルなスーパーカー」というアイデアもあながち非現実的とは言えない時代が、すぐそこにやってきているのかもしれない。
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みんなのコメント
他の学生さんのデザインが気になります。
みんなに観て決めましょう。