2023年3月5日(現地時間)、F1開幕戦バーレーンGP決勝がバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にレッドブルのセルジオ・ペレス、3位にはアストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソが入った。アルファタウリの角田裕毅は11位でポイント獲得ならなかった。
圧倒的なレースペースで完勝、フェルスタッペン3連覇へ好発進
予選でフロントロウを独占したレッドブルの2台が、圧倒的な強さでレースを席巻し、昨年無得点に終わった因縁のバーレーンでの開幕戦を1-2フィニッシュを飾った。
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とくに際立ったのが、ドライバーズ選手権3連覇を狙うフェルスタッペンの盤石さ。ポールポジションからスタートで難なく首位を奪うと、そのまま2番手以下をグングンと引き離し、1回目のタイヤ交換までに大きなリードを築き上げた。
ソフトタイヤでの第2スティント、ハードタイヤでの最終スティントもさらに差を広げて57周を走り切り、まずはシーズン1勝目を挙げた王者は、「第1スティントがすごく良かったので、あとはタイヤをマネージメントするだけで良かった。ようやくこのサーキットで勝つことができた。冬の間に、みんながいいクルマを作ってくれたおかげだ」とチームを称賛した。
一方、チームメイトのセルジオ・ペレスは、スタートでフェラーリのシャルル・ルクレールの先攻を許したものの、ソフトタイヤを履いた第2スティントで逆転。こちらもそのまま危なげなくフィニッシュし、レッドブルは最高の形で2023年シーズンをスタートさせた。
メルセデス、フェラーリを抜いてアロンソが大健闘の表彰台
2番手を走っていたルクレールはレース中盤にエンジンのパワー低下でストップ。残るもうひとつの表彰台を射止めたのはフリー走行で2度のベストタイムをマークするなど絶好調だったアロンソだった。
5番グリッドからスタートだったアロンソは、オープニングラップこそメルセデス2台にかわされる展開となったものの、その後のレースペースはレッドブルに並ぶ勢い。2回のタイヤ交換機を絡めながらメルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン、さらにはフェラーリのカルロス・サインツまでもかわして3位でフィニッシュした。
アロンソはレース後、「いいスタートじゃなかったけど、抜いていかなければならない状況になってかえってアドレナリンが出た。信じられないようなレースだった」と笑顔を弾けさせた。
アストンマーティンはもう1台のランス・ストロールもラッセルを交わして6位でフィニッシュしており、3強チームに割っている存在に一気に浮上した格好だ。
次戦第2戦サウジアラビアGPは、3月17日~19日、ジッダ市街地コースで開催される。
2023年F1第1戦バーレーンGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)57周
2位 11 S.ペレス(レッドブル) +11.987s
3位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+38.637s
4位 55 C.サインツ(フェラーリ) +48.052s
5位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +50.977s
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス) +54.502s
7位 63 G.ラッセル(メルセデス) +55.873s
8位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ)+72.647s
9位 10 P.ガスリー (アルピーヌ・ルノー)+73.753s
10位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+89.774s
・・・・・・・・・・・・・
11位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)+90.870s
14位 21 N.デフリース(アルファタウリ・レッドブル)+1周
・ファステストラップ:24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)1:33.996
[ アルバム : 2023年F1第1戦バーレーンGP決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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