機能性はもちろんSUVとしての存在感も高まる!
SUVや4WDをよりワイルドなルックスに仕上げるために有効なのが、ガード系アイテムの追加だ。各アフターパーツメーカーからは、オフロード走行時における愛車へのダメージを低減するプロテクト効果の高いものから、街乗りでの実用性やフィッティングを優先したルックス重視のものまで、さまざまなアイテムがラインアップされている。今回はパート別にどんなアイテムがあるのか紹介しよう。
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フロント系
かつてのRVブームで大ヒットしたグリルガード(ブルバー、カンガルーバーとも呼ばれる)は、フロントまわりを保護するアイテム。スチール製やステンレス製のパイプ形状のガードが一般的。走行中にカンガルーや鹿などの動物が飛び出して接触した場合に、クルマに大きなダメージがおよばないように設計・製造されている。
また、クロカン系ユーザーに支持されるウインチバンパー(スチール製のバンパー交換式が一般的)は、電動ウインチの装着が可能だ。ウインチバンパーはグリルガードのようにフロントフェイスを保護するガード付きのモデルが多いが、センター部分だけにガードがついたモノやバンパーだけのモノなども多く存在する。とくにARBバンパーは、絶大な人気を誇り、世界中にファンが多い。対応車種も多くラインアップも豊富だ。
フロントのガード系のインストールは、それだけで四駆らしさがグンとアップするので視覚的にも効果的な手法だ。しかしスタイリッシュなSUVが流行し、無骨なガードが似合うクルマがなくなってきたことや、クルマの構造上取り付けができないなどの問題があることも事実。しかし、「やっぱり付けたい!」と思う四駆オーナーもいるだろう。でもご安心を! 最近は低い位置だけをガードするものや軽量な樹脂製のアイテムが登場している。
ステンレス性のチューブバーとプレートで構成される「JAOSフロントスキッドバー」は強靭さとスタイリッシュなルックスを兼ね揃えているので、街乗り主体のクルマにもバランスよくフィット。手軽にワイルドなフロントビューを手にいれることができる。
なんと、フロントガード付きウインチ対応バンパーの樹脂版(PE製)も存在する。ARBのスマートバー・シリーズは金属製と比較して、軽量性、柔軟性や弾力性に優れており、プロテクト性能もしっかりと担保されている。まさに新世代型の本格派フロントガードといえるだろう。
また、ARBからはよりスマートさに磨きをかけたウインチ対応バンパーもリリースされている。ヘッドライト&フロントグリルのガードがないタイプだが、ワイルド&タフネスを実現した硬派なバンパーだ。
日本のアフターパーツメーカーからも樹脂製(FRP製)のワイルドなプロテクションアイテムがリリースされている。ロードハウスの「KADDIS ファイバープロテクション」は80φの極太のパイプまでFRP製という拘りの逸品。好みのカラーに塗装して、塗り分けなどで個性を演出できるという利点もカスタマイズ派にはうれしい。
リヤ系
リヤバンパーは、激しい凹凸を走行した際に地面や岩に引っ掛けてしまうことが多々ある。そのため、プロテクトするというよりもデパーチャーアングルを確保できる、ボリュームがないスチール製バンパーに交換するオフローダーが多い。また、背面タイヤ、ジェリ缶などを搭載可能な機能性とガード性能を両立させたリヤバンパーも存在する。
フロントでも紹介したJAOSのスキッドバー・シリーズは、リヤ用もラインアップしている。「JAOS リヤスキッドバー」は、後退時にヒットしやすい純正バンパーを保護できるアイテム。ワイルド感の演出にも効果的で、フロントとセットでインストールすればこれだけでかなり印象が変わるはずだ。
サイド系
ロックセクションや凹凸の激しいモーグルではサイドをヒットしやすい。サイドシルガードはその名の通り、サイドシル(左右のドアの真下、ボディ両サイドを構成するフレーム)を保護するためのアイテム。サイドシル部を金属製のプレートで覆って保護するものが一般的で、ロックスライダーと呼ばれるより強靭なガードも存在する。サイドシルを保護するという目的は一緒だが、激しくロックセクションを攻めるオフローダー向け。サイドステップのような形状だが、岩(ロック)でサイドシルが引っかかって動けなくなるのを防ぐために、スキッド性に優れた形状となっている。見た目もかなりスパルタンだ。
とはいえ、サイドステップの機能も捨てがたいという人も多いはず。「ARB サミットサイドレール・プロテクションサイドステップ」はステップ機能を保持しつつ、本体をフレームに固定することでサイドシルをガードすることが可能だ。フロントフェンダーをプロテクトするサイドレール付きや、車種によってはサイドレール無し(プロテクションステップのみ)の設定もある。
下まわり系
オフローディング時にヒットしやすいのが下まわり。取付位置の関係でドレスアップ効果はやや劣るが、オフローダーにとっては重要なアイテムだ。エンジンのオイルパンを保護するものや、燃料タンク、デフ、トランスミッション、アーム、ショックなど……。各アフターパーツメーカーから目的別・車種別にラインアップされている。アルミニウム合金やジュラルミン製が一般的で、純正交換or追加装着となる。写真の「ARB アンダーヴィークルプロテクション」は3分割式でフロントの下まわりから中央部にかけてガッチリガードする。
ライトガード系
ヘッドライトやウインカー、テールライトなどを保護するライトガード系のアイテムは四駆らしさを高める目的としてもオススメ。メルセデス・ベンツのGクラスに純正採用されていた格子状の金属製や同じような形状の樹脂製から、スマホのカバーのようなクリア系の樹脂製カバータイプ等などさまざまだ。
まとめ:硬派な四駆カスタムは海外や競技車両からも学べ!
四駆は過酷な環境で使用される頼もしいクルマであり、海外ではワークホースとして私たち日本人には想像できないほどに酷使されているクルマもある。そのクルマの使用目的から車両や乗員を守るため、たくさんのガード系アイテムが存在する。例えば、立木や横転からAピラーやフロントウインドウを守るアウターロールケージや、フェンダー部分をガードするアイテムなど。
インターネットで海外の働く四駆や競技車両をリサーチしてみてはいかがだろうか。同じパーツは入手できなくても愛車カスタムのコンセプト作りに役に立つはずだ。
取材協力フレックスドリーム https://www.flexdream.jpフレックスドリーム ARB事業部 https://www.arb4x4.jp/ジャオス https://www.jaos.co.jpロードハウス https://roadhouse.co.jp
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みんなのコメント
それ、今の日本で要る?
…と思ってたあの頃。日本にはカンガルーはいないけど夜道には鹿がいた