レプソル・ホンダのジョアン・ミルはMotoGPオーストリアGPの予選Q2に進めず、決勝レースは19番手からのスタートとなったが、今回持ち込まれている新しいコンフィギュレーション(設定・構成)のエンジンには手応えを持っているようだ。
ホンダはシーズン後半、特に来週から9月中旬にかけてミサノで2度のテストと2度のレースを視野に入れたパッケージ改良の一環として、オーストリアGPでエンジンをアップデートした。
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しかし、ホンダ勢4台は金曜日のプラクティスでトップ10に食い込めず。予選でもQ1を突破することができずに終わった。
ただジョアン・ミルは、少なくとも金曜日の段階ではアップデートにいい印象を持っていると語った。
「正直言って、少し良くなったよ。金曜日の結果は、僕のポテンシャルを反映していない」
「このサーキットでは、すべてを整えて正確に走ることが重要だ。午前中は競争力があった。ユーズドタイヤでのタイムは他のレースよりも良かったし、もう少しポテンシャルがある。でもニュータイヤを履くときに黄旗が出て、僕のラップはキャンセルされてしまった。その後中上(貴晶/LCRホンダ)がターン9で止まっているのが見えた」
「良いラップをすることができなかった。それが金曜日の僕の現実だった」
ミルは新コンフィギュレーションのエンジンについて、革命ではないものの進化であり、さらに改善の余地があると語った。
「スロットルを開く時のフィーリングが良くなったのは事実だし、それで走りが良くなった。革命ではないけれど、今後のレースで競争力を高めるための進化なんだ」
「変更によって1日を通していくつか問題が発生し、それを解決しながら走らなければならなかった。新しいタイヤを履いて限界までプッシュしたときにマシンがどうなるかを見るのは初めてだったし、最初のアタックではバイクが振動していた。新しいセットアップでは起きることだ」
「この新しいセッティングには改善の余地がある。今週の土曜日はQ2進出は期待できないけど、もっといいラップタイムを記録して、もっと近づきたい」
ミルは今週末の目標について、今のポテンシャルをしっかりと把握することだと話した。
「今週末の目標は、今のこのパッケージで本当のポテンシャルを確認すること。もっと接近できると思う。今日(金曜日)、ユーズドタイヤで他のドライバーの後ろでも周回を重ねることができた。これは他の週末では見られなかったことだ。そのおかげで、長い間できなかったようないいラップが走れたんだ」
「何レースか前に(ホンダが)シーズン終盤のロードマップについて説明してくれた。理論的には素晴らしいし、あとは実際にどう機能するか、改善が見られるかどうかだ」
「今朝(FP1)はすでに少し前に出ていて、午後はうまくいかなかった。明日はすべてを上手くやって、バイクの現実を見られるよう頑張るよ」
オーストリアGP予選で、ホンダ勢はLCRホンダのヨハン・ザルコが最上位の17番手。レプソル・ホンダのルカ・マリーニ、ミルが18番手、19番手となっている。中上は22番手だ。
予選ではミルが語る感触の良さが結果には反映されていないが、土曜午後のスプリント、決勝で新パッケージの効果を確かめたいところだ。
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みんなのコメント
社内敵が音を上げて辞任、退社とかするまで
社内抗争してんだろうな。
まぁ、クルマではフィアット・フェラーリが定期的、メルセデスは現在ダメ
でも撤退などする気配も無いんだから、
なんとか継続してもらいたいもんだな