2024年F1カナダGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツはリタイアに終わった。ルクレールはパワーユニット(PU)の問題に見舞われ、ペースが大幅に低下。フレデリック・バスール代表は「エンジンに問題を抱え、15周にわたり約80馬力を失っていた」と述べている。
フェラーリはルクレールに関して、路面が濡れているなかでハードタイヤを履かせるというギャンブルを行い、この際、問題解決のためにマシンのリセットも行った。しかし、ハードタイヤ装着は失敗に終わり、ルクレールはすぐにインターミディエイトに交換しなければならず、1周遅れの最下位となったため、その後、チームはリタイアを決めた。
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サインツはバルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)にヒットしてフロントウイングにダメージを負った後、スピンしてアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)に衝突。サインツはピットに戻ることができたが、そのままリタイアとなった。
フェラーリは、この日について「忘れてしまいたいレース」であると述べている。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(40周/70周)
11番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
エンジンに問題が起きて、僕のレースは損なわれた。今日はそれに尽きる。他のクルマと比べて、かなりラップタイムが落ちていたから、誰よりも早くスリックに履き替えるギャンブルをした。ポイント圏内でフィニッシュするには、そこに賭けるしかないと考えたからだ。失うものは何もなかったし、それに関して後悔はしていない。
これは手痛い打撃だ。2台とも完走できずノーポイントで終わったことは、チームにとって大きな損失を意味する。問題の原因を調べ上げて、二度と同じことが起きないようにしないといけない。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(52周/70周)
12番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム
チームにとって、早く忘れたいレースになった。週末を通じてグリップ不足とハンドリングの問題に悩まされていたから、厳しい戦いになることは分かっていたんだ。レース中もずっと綱渡りのようなドライビングを強いられていた。そして、何とかオーバーテイクを成功させようとDRSトレインの中でプッシュしていた時に、縁石に乗ったところでミスをしてしまった。チームとアレックス(・アルボン)に謝りたい。
この週末に何が起きていたのかを理解して、今後のレースでまた同じような状況に陥らないようにするために、次のスペインへ向かう前にやるべきことがある。気持ちを切り替えて前に進みたい。
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みんなのコメント
通常インターミディーでは その方がタイヤライフが延びるが、再舗装によりそれにも増して ミューと路面温度が低く、タイヤに熱が入らなく しかもストレートで更にタイヤが冷え、とことん不適切なマシンに成った
皆は P3でソレに気付き レースペースは出たとこ勝負で、兎に角予選重視の タイヤに負荷をかけるセットアップにして行った
レースペース重視の フェラーリとペレスは、ヘビーウェットになりレインタイヤなら 機能させられただろうが、その場合 スプラッシュの視界不良で、レッドフラッグが出るから 無用の長物
結局 ロングランセッティングが、間違いだった