ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦しているIDECスポールが2024年シーズンに向け、新たなドライバーラインアップを完成させた。
ヨブ・バン・ウィタートとレシャド・デ・ゲルスは、このオフシーズンにIDECスポールと契約を交わし、同チームの一員として来季2024年の欧州耐久シリーズのLMP2クラスで戦うこととなった。
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ポール・ループ・シャタンとローレンツ・ホアの後任ドライバーとして、ともに他チームから移籍してきたふたりのドライバーは、IDECスポールのレギュラードライバーであるポール・ラファーグとともに48号車オレカ07・ギブソンをシェアし、来年4月14日に行われるバルセロナ4時間レースで開幕する全6戦のチャンピオンシップに臨む。
来シーズンはアルピーヌとともにWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスにステップアップするシャタンは先月、SNSへの投稿で2019年にELMSのタイトルを獲得した7年間のキャンペーンを終え、IDECスポールと決別することを明らかにしていた。
一方で、新加入したオランダ人ドライバーとレユニオン島出身のフランス人ドライバーも、今シーズン表彰台を獲得している実力者だ。25歳のダッチ、バン・ウイタートはパニス・レーシングで2年間オレカ07をドライブし、優勝こそなかったものの同チームで計8回のポディウムフィニッシュを飾り、2シーズンともランキングトップ3に入った。
今回の移籍により3年間で3つめの異なるチームでELMSキャンペーンを行うことになった20歳のデ・ゲルスは、2022年にデュケーヌ・チームからシリーズにデビュー。今季はクール・レーシングに所属し、ヴラド・ロムコ、ホセ-マリア・ロペスとともに47号車オレカ07をシェアした。表彰台は第4戦スパ・フランコルシャンで獲得している。
新しいシーズンを迎えるにあたって新体制を構築したIDECスポール。ベストリザルト2位、ランキング5位という成績に終わったフランスのチームが、“若い力”の加入によってどのような変化を見せるのか、楽しみにしたいところだ。
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