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好調カローラスポーツ テコ入れで「GRスポーツ」来年発売&次に出るトヨタGR最新情報!!

掲載 更新 149
好調カローラスポーツ テコ入れで「GRスポーツ」来年発売&次に出るトヨタGR最新情報!!

 注目のスポーツモデル「GRスポーツ」が、カローラスポーツにも設定間近? 

 トヨタ カローラスポーツに「GRスポーツ」追加設定の可能性が現実味を帯びてきた。

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 一部で2020年3月17日にトヨタが豪州で「GRカローラ」の商標を登録したという
報道があり、この噂の真実味は一層増していたが、そもそもカローラスポーツのGRスポーツは、すでに欧州でデビューしており、目下「これが日本に導入されるかどうか」という点に注目が集まっていた。

 果たしてカローラスポーツ「GRスポーツ」の国内導入は? そして、これに続く次のGRモデルは? 以下、遠藤徹氏が最新情報を解説する。

文:遠藤徹
写真:TOYOTA、編集部

【画像ギャラリー】全10モデル! トヨタ「GR」現行最新モデル一覧

カローラスポーツは6月1日改良! GRスポーツ設定は?

欧州トヨタが2019年2月に公開したカローラスポーツ「GRスポーツ」

 カローラスポーツに「GRスポーツ」が設定・発売されるのではないか、という情報が流れている。

 首都圏のカローラ店をまわった限りではまだ詳細な情報は流れていない。カローラスポーツシリーズそのものは、6月1日に一部改良、同時に特別仕様車の「Gスタイルパッケージ」を発売する。

 同シリーズの発売が2018年6月26日であるから、約2年ぶりの手直しといえる。今回の改良は、特別仕様車「Gスタイルパッケージ」の設定、ボディカラーの再編、装備の充実など。

 特別仕様車「Gスタイルパッケージ」は、Gグレードをベースに特別色のボディカラー、シート地、専用アルミホイールなどを装備し、買い得価格を設定、ボディカラーはモノトーンのグレイ系を廃止し、2トーン系の新色を加える。

 装備は上級の「G」と「GZ」にシートヒーターがメーカーオプションで選べるようになる。従来モデルはすでにオーダーストップし、在庫はほとんど売りつくしている状況にある。改良モデルは先行予約をスタートさせている。

 GRスポーツバージョンは、この一部改良のタイミングでの設定はない。ただ、年内中か来年早々には発売される可能性はある。

カローラGRスポーツは来年? 先行のGRヤリスは廉価版「RS」あり!

東京オートサロン2020で公開されたGRヤリス CVTコンセプト。こちらは1.5L・NAエンジンにCVTの組み合わせ

 予想されるパワートレインは、1.8Lハイブリッドまたは1.2Lターボエンジンで、加えて2.0Lハイブリッドや6MTを設定する可能性もある。

 また、より“本格派”のモデルとしては、先行予約受付中の「GRヤリス」と同じ1.6L直列3気筒ターボエンジンを搭載するバージョンの設定も、将来的にはあり得るだろう。

 一方、GRヤリスは現在ホームページで予約の受付を開始している。専用サイトに申し込み、受付を終了してから、最寄りの扱い店に10万円を支払うと予約が完了し、抽選で結果が出る。

 正式な発売は2020年7月頃になりそう。グレード構成は上級から「RZパフォーマンス」、「RZ」、「RC」、「RS」の4タイプ。RSだけが1.5L・NA(CVT)であとの3タイプは1.6Lターボを搭載する。先行予約の受付は6月30日まで。

 GRスポーツの展開は現在、ヤリスのほかアクア、C-HR、コペンなどがある。C-HRは2019年10月18日のマイナーチェンジで設定された。

 パワーユニットは、2WD車に1.2Lターボの「S-T“GRスポーツ”」と1.8Lハイブリッドの「GRスポーツ」を展開している。ターボは6MT、ハイブリッドはCVTとの組み合わせになっている。

「GRスポーツ」次の展開は? プリウスに来春追加可能性も

現在発売中のプリウスPHV GRスポーツ。プリウス本体にはGR系のモデルが未設定ながら、追加の可能性あり。これが次のGRになりそうだ

 アクアは2WDの1.5Lハイブリッドで「G」をベースにGRスポーツを設定している。ただ同モデルは2021年夏にも次期型に切り替わるとの情報もある。であればGRスポーツバージョンは一旦廃止になり、数年後のマイナーチェンジで復活させる可能性がある。

 次期型は現行ヤリスハイブリッドとプラットフォーム&基本コンポーネントを共用するはずだから、GRスポーツバージョンも同様に仕立てられるはずである。

 プリウスは、2015年12月9日にフルモデルチェンジして現行モデルに引き継ぐ際にGRスポーツバージョンを廃止した。こちらの現行モデルバージョンは、今年末か2021年春にも復活させる見通しである。

 1.8Lハイブリッドであるから、C-HRのGRスポーツと同様の内容になる可能性が強い。

 トヨタのGRスポーツ戦略は、今後ふたつの流れで展開される方向にある。

 ひとつは従来の量販タイプのカスタマイズ仕様でパワーユニットは、1.5&1.8Lハイブリッドないしは近い将来には1.8Lハイブリッドに代わり、2Lが設定される見込み。

 もうひとつはヤリスのように1.6Lターボ&4WDのハイパフォーマンスタイプ車である。このふたつを設定しラインアップを整えることで、近い将来ひとまず完結することになりそうだ。

カローラスポーツ「GRスポーツ」のリアスタイル。欧州仕様には国内未導入の2Lハイブリッドもラインナップされている

【証言1:首都圏カローラ店営業担当者】

 カローラシリーズは、これまでの歴史の過程でスポーツバージョンのレビン/トレノの時代があったのだから、カローラスポーツのGRスポーツバージョンにパフォーマンスと汎用性のあるカスタムモデルの両方の流れを盛り込んで仕立ててもおかしくないコンセプトといえる。

 今回発売後2年経過での一部改良&特別仕様車で対応しているが、3年経過でビッグマイナーチェンジがあり、これまでにGRスポーツバージョンが両方の分野をカバーした商品ラインナップを整えるのが理想的な形といえそうだ。

【証言2:首都圏ネッツ店営業担当者】

 5月からトヨタ全車を扱えるようになるが、見積書の作成は4月下旬からできるようになっているので実質的にはすでにスタートしている状況にある。

 カローラ店の専売モデルで一番欲しかったのはカローラスポーツだ。今後GRスポーツが新たに加わりそうだから、余計に期待度は高まっている。

 GRヤリスとの双璧で頑張って売り込みを強化したい。ネッツ店にとっては若いユーザー層が多く、この種のモデルでは多数の代替え母体を持つ優位さがある。

◆  ◆  ◆

 遠藤氏レポートのとおり、カローラスポーツ「GRスポーツ」の国内発売は、現時点で年内~来春とみられている。

 ラインナップに関して、欧州でデビュー済みであるハイブリッドの「GRスポーツ」が導入されることはほぼ間違いないとみて良さそうだが、1.6ターボ車の追加にも期待が高まる。

 その場合、これまでの例に沿ってモデル名が「GRカローラスポーツ」などと変わる可能性もあるだろう。

 さらなる情報は入手次第、追ってレポートしたい。

【画像ギャラリー】全10モデル! トヨタ「GR」現行最新モデル一覧

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