現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ヒュンダイグループのHTWOがETCRに燃料電池発電機の供給を発表。ゼロエミッションを実現

ここから本文です

ヒュンダイグループのHTWOがETCRに燃料電池発電機の供給を発表。ゼロエミッションを実現

掲載 更新 2
ヒュンダイグループのHTWOがETCRに燃料電池発電機の供給を発表。ゼロエミッションを実現

 6月18~20日に、イタリアのバレルンガで開幕する予定の電気自動車のツーリングカーレース、ピュアETCR。ヒュンダイ、アルファロメオ、クプラが参戦を表明済みのマルチメイクエレクトリックシリーズとなり、2021年は全5戦を予定しているシリーズだが、このレースに向けてヒュンダイグループ傘下のHTWOが、燃料電池発電機を供給することを発表した。

 多くの市販モデルが販売されているTCR規定のツーリングカーをベースにした、フルエレクトリックレーシングカーで争われるピュアETCR。WTCR世界ツーリングカーカップをはじめTCR規定を統括するWSCがオーガナイズするシリーズは、メーカーがそれぞれの市販車のボディで参戦できることから、今後の注目を集めている。シリーズ初年度となる2021年はイタリア、スペイン、デンマーク、ハンガリー、韓国と全5戦が予定されている。

ETCRのアルファロメオ陣営はルカ・フィリピ起用を発表。バレルンガでは“模擬レース”も実施

 その開幕戦となるイタリアのバレルンガ戦を前に、主催者のWSCはヒュンダイグループのHTWOが水素を燃料として発電する燃料電池発電機を供給すると発表した。この発電機はふたつのフューエルセルシステムをもち、160kwの出力で電気自動車を2台同時に充電できる。

 HTWOは今後、自動車や発電機以外にも、船舶や電車、アーバン・エア・モビリティなどのさまざまなソースに燃料電池技術を用いる野心をもっているとしている。

「ETCRプロジェクトのスタート当初から、我々はゼロエミッションの電源をずっと探していたため、このコラボレーションを実現できたことを大いに誇りに思っている」と語るのは、WSC代表のマルチェロ・ロッティ。

「HTWOの燃料電池発電機は完璧なソリューションであり、ETCRを信じてプログラムに参加してくれたHTWOに感謝している。この協力のおかげで、ETCRは最もクリーンなモータースポーツのひとつであると誇ることができる」

 ヒュンダイのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼燃料電池センター長を務めるキム・セフンは「当社の燃料電池発電機が、高性能電気レーシングカーの充電インフラとして重要な役割を果たすことは、ヒュンダイグループにとって重要なマイルストーンとなる」と語った。

「ETCRはモータースポーツの世界のエキサイティングな新時代を告げるシリーズだ。この協力を通じ、将来のモビリティの動力源として、水素と電気エネルギーのソリューションが共存するというメッセージを伝えたい」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
  • 韓国地域内で発火するのは日常的に有るから慣れているだろうが、イタリアやスペイン、デンマークやハンガリーの皆さんは慣れていないから大事故に遭遇しなければ良いが?
    ただでさえ、レースピット内は危険物が並べて有るだけに多くの被害が出ることを懸念される。
  • ゼロエミッションを謳い
    ファイヤーして有害ガスをまき散らすヒョンデ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村